世界は在るものではなく絶えず変化し続けている(ヘラクレイトス)
行く川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず(方丈記)
万物流転のヘラクレイトス(ギリシャ)の考えと諸行無常の仏教思想はそのルーツは違うけれど、両者とも物事の本質を変化ととらえているところが興味深い。
1997年香港が中国に返還されるとき、中国は、今後50年間は1国2制度で自由な香港を変えませんと言ってたが、25年もたたないうちに香港は完全に中国共産党に飲み込まれてしまい民主派の活動はすでに”歴史”となった。97年当時は、中国が経済発展するに従い中国が自由民主の方向にむかい香港に近づき50年後の2047年には自由で民主的は中国と香港が合体すると期待されたが、2022年時点では、あれ全く反対の方向に行ったしまった。
1989年ベルリンの壁が崩壊し東西の冷戦時代が終わってアメリカが世界を牛耳る時代になると思われたがどうもそうはなっていない。 ロシアが仕掛けたウクライナ侵略戦争をきっかけにまた世界は分断されそうだ。資源大国ロシアとEC 互いに仲よくすればいいのにね。
気が付けば1USドル=140円 私の寿命が尽きるであろう2040年ころまでに、1USドル=100円に回復することがあるのだろうか。 200円になることはあっても、もう100円にもどることはないような気になってしまうが、これからどんな変化が起きるかわからない。
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