テロ行為の本質

2015-11-17 02:59:37 | 国際・政治
ISの無差別テロによってパリで129人の一般人が犠牲になった。 ただそこに居合わせたというだけで突然命を奪われる不運、そして同じ不運がいつ自分の身に降りかかるか判らないという不安。無差別テロは平和な社会をいきなり恐怖と不安の世界に突き落とす。 テロから身を守るには人のいるところに行かないことが一番だが、ずっと家の中に引きこもっているわけにもいかない。警備が強化されることで不便が生じたりプライバシーが制限を受けることもあろう。イスラム教徒を見ただけでなんとなく嫌な気持ちになるかもしれない。イスラム教徒にしてみれば、嫌な目で見られていると感じるかも知れない。このように無差別テロは平和な社会に非常に大きなダメージを与える。そしてそれがテロリストの狙いなのである。 

いまシリアで起きている内戦は、死と隣り合わせの狂気と不安そして混乱のなかにあるのだろう。テロリストたちにとってはそれが日常なのだろう。 テロリストたちは平和な社会で幸せに暮らす人々をみて妬ましく思い、自分たちが味わっている戦場の狂気によって平和な社会を破壊しようと考えても不思議はない。テロ行為なんてその程度のつまらない動機により起こされるものだと私は思う。 
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