里芋に二種類あるのを知っているかな?早生の里芋と晩生の里芋。早生は白い、晩生は赤い。晩生は往々にして皮剥く時手が痒い。これを辛抱してやってくれる妻に感謝!
さつま芋と言う名前は多分薩摩国から全国に広まったからそういうのだろう。しかし鹿児島ではカライモ(唐芋)と言う。日本固有種ではなく多分中国経由で入ってきたのだろう。
終戦後、食に不自由した時代、これを薄く切って日に干し、白くカラカラに乾いたのを石うすで挽いて粉にし、それで団子を作った。真っ黒なのが出来た。不味かった。
芋を蒸して同じくもち米を炊いたのとそば粉を混ぜてすり鉢で捏ねて餅にするとこれはイケる。砂糖か黄な粉をつけて食べる。この同類に肥前国独特の【かんころ餅】と言うのがある。ほのかに甘くて美味い。決して華美ではない、質実そのもの、多分松浦党の食い物だね。
外国人に焼きいもを食わせる動画を見た。恐怖と好奇心の混じった何とも言えない顔をして恐る恐る一口・・・途端に顔がパッと明るくなる、全部食ってしまった。果物の品種改良では日本人は天才的だと言うが芋も然り。終戦直後の芋は【農林12号】なんて・・・お世辞にも美味いと言えなかったが最近は下手な饅頭より焼き芋のほうがいい。但し、一番美味い【紅あずま】は中々ない。【紅はるか】は甘い事は甘いが口触りは紅あずまの方がいい。
ところで【大学イモ】は英語で何と言えばいいのかな? university potato ??それでは spring has come をバネ・持って・来いと言うのと同類だろう。
もう閉鎖されたが九州の端っこの小さな造船所では昼食の際、ショーチュー一杯と芋飴ひとつが供された由。こういう【ユルイ】時代にはひきこもりなんて無かった、ホームレスも親殺し、子殺しもなかった。
焼酎は千代香と言うぶんぶく茶釜みたいな急須みたいな焼物で砂糖を入れて火燗にかける。酔っぱらうこと請け合い!これと赤玉ポートワインを同時に飲み、タバコまで吸ってひどく悪酔いしたのが居た。真っ赤なゲロを吐いた、ああキタナイ!
会社の忘年会の時、酔った挙句にラーメンを注文したのが居た。半分眠りながらラーメンを食い、途中で眠ってラーメンの鉢に顔が!・・・