夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

里芋・さつま芋

2019年06月18日 17時09分45秒 | 日記
里芋に二種類あるのを知っているかな?早生の里芋と晩生の里芋。早生は白い、晩生は赤い。晩生は往々にして皮剥く時手が痒い。これを辛抱してやってくれる妻に感謝!

さつま芋と言う名前は多分薩摩国から全国に広まったからそういうのだろう。しかし鹿児島ではカライモ(唐芋)と言う。日本固有種ではなく多分中国経由で入ってきたのだろう。
終戦後、食に不自由した時代、これを薄く切って日に干し、白くカラカラに乾いたのを石うすで挽いて粉にし、それで団子を作った。真っ黒なのが出来た。不味かった。

芋を蒸して同じくもち米を炊いたのとそば粉を混ぜてすり鉢で捏ねて餅にするとこれはイケる。砂糖か黄な粉をつけて食べる。この同類に肥前国独特の【かんころ餅】と言うのがある。ほのかに甘くて美味い。決して華美ではない、質実そのもの、多分松浦党の食い物だね。

外国人に焼きいもを食わせる動画を見た。恐怖と好奇心の混じった何とも言えない顔をして恐る恐る一口・・・途端に顔がパッと明るくなる、全部食ってしまった。果物の品種改良では日本人は天才的だと言うが芋も然り。終戦直後の芋は【農林12号】なんて・・・お世辞にも美味いと言えなかったが最近は下手な饅頭より焼き芋のほうがいい。但し、一番美味い【紅あずま】は中々ない。【紅はるか】は甘い事は甘いが口触りは紅あずまの方がいい。

ところで【大学イモ】は英語で何と言えばいいのかな? university potato ??それでは spring has come をバネ・持って・来いと言うのと同類だろう。

もう閉鎖されたが九州の端っこの小さな造船所では昼食の際、ショーチュー一杯と芋飴ひとつが供された由。こういう【ユルイ】時代にはひきこもりなんて無かった、ホームレスも親殺し、子殺しもなかった。

焼酎は千代香と言うぶんぶく茶釜みたいな急須みたいな焼物で砂糖を入れて火燗にかける。酔っぱらうこと請け合い!これと赤玉ポートワインを同時に飲み、タバコまで吸ってひどく悪酔いしたのが居た。真っ赤なゲロを吐いた、ああキタナイ!

会社の忘年会の時、酔った挙句にラーメンを注文したのが居た。半分眠りながらラーメンを食い、途中で眠ってラーメンの鉢に顔が!・・・


技術者の風上にも置けん

2019年06月18日 16時35分29秒 | 日記
自分で発注書を書けば、もし何か不足や齟齬があった場合、自分が責任をとらなければならない、非難される、されたくない、言質を取られたくない、・・そこでメーカーを呼んで他の部署が作成した仕様書を見せて、そこに書いてある所要の機械や物品を納入せよ、と言う。・・・クレーンの色が間違ってた!!・・メーカーの責任!・・上手いねえ逃げるのが。

外注設計にも同じように資料を提供して図面を描かせる。もしそこにミスがあれば差し戻して訂正させる。場合によっては呼びつけて現場を見させてそれで修正作業をさせる。線一本からやらせる。

コメントを付けられると『そうですか、【調べさせます】』と言い、【電話で小言を言って図面の不備を調査修正】させる。

最終的に【自分が設計担当した船の6割ぐらいしか脳裡に入っていない】。バカヤロー、ネジ一本まで視野に入れておかないと駄目なんだよ、この世界は!

電話と顎で業務(仕事とは言わんぞ)をする。時間が来たら終わっていないのにさっさと帰宅する。メーカーや下請けに偉そうに高飛車にモノ言う。ムシズが走るね。こんなのが日本の造船をダメにするんだ。

【手を動かしてはじめて】自分がやらなければならない作業の詳細が視野に入ってくる。

朝は30分前に事務所に入り、窓を開けて換気し、配布物を分類、他所のサティアンに持って廻れ!(米軍基地で仕事した人が言ってたが終業のベルが鳴ると、即、作業を終わる。書類は広げたまま、ペンシルは手から離したまま。日本人に敵わないはずだよ)

何であれ、自ら手や体を動かして仕事している人を私は尊重評価する。どんなに些細な事でも【自らやってみて初めて】分かる。




瓢箪ナマズ

2019年06月18日 08時51分05秒 | 日記
臨在禅の公案だったと思う。【瓢箪でなまずをつかまえるにはどうすればいいか?】
答え・・瓢箪を投げる

理由・・コダワリを捨てる時、不可能は可能になる。

亡者の為に少し追記すると・・あれがほしいこれがほしいああしてほしいこうしてほしいあれがたらないこれがたらないうんじゃらこんじゃらすっぱったのこっぱったの、と言うモヤモヤグジャグジャを【放下】する時、地上に初めから付随していた【場】の理が滞りなく流れて万事物事は【本来あるべき位置】に収まる。

理解のある父親

2019年06月18日 08時24分57秒 | 日記
1. 課長、職場でハイヒールを強制するのはやめて下さい、足が痛くてたまらないのです。』『そうか、なるほどねえ、じゃあ君のいいようにしたまえ』
2. 課長、職場でハイヒールを強制するのはやめて下さい、足が痛くてたまらないのです。』『ウルサイ、ここは公の場所だぞ、その弁えがないのか?そういう我がままは通用せん!』

1. の課長は女性社員には【都合のいい上司】であり、2の課長は【分からずやでキライ】だろう。しかし彼女の中の【おんな】の部分は2に惚れる。
サントリーのCMにあるではないか・・・『課長、あたし新入社員の頃課長に泣かされたことがあるんです』『そんなことあったっけ』『だから今度は課長を泣かせてやろうと思って・・・』。この女性社員、その課長に惚れているのだ。

家庭でも1.の部類の父親と2.の部類の父親がいる。2.の部類は息子が何を言おうと、それが正しくないと思うと『やかましい、議を言うな!』で終わる。1.の部類は内心正しくないと思っても『そーだな、君の言うとおりかもしれん』などと【理解ある】ふりをして闘争を回避する。息子はその狡さを【感知】する。

大変失礼だがニートや長期のひきこもりなんてのはこういう親父の家庭から出て来るのではないか?
叔父が祖父の事を言っていたな、・・『あのバンジョガネが・・・』(鹿児島方言、番匠金、つまり曲尺のこと、転じて直角で融通が効かない)その声音に侮蔑や敵意は感じなかった。

平家物語に出て来る文覚上人みたいな男が好きだな。岩屋みたいなのは大嫌いだ、オトコの風上にも置けん。

クールビズ

2019年06月18日 08時05分35秒 | 日記
小泉内閣の時代に始まったと記憶する。嫌いだね、シマリがない。それに比べると帝国陸海軍の略式軍装は開襟シャツだった。合理的で品がいい。その伝統が今の自衛隊にある。

Yシャツと言うのはネクタイをする事を前提にデザインされている。そのネクタイを省略するのはズルだ、もしくはセンスがないと思う。かつての武家、大店の奥様方はどんなに暑くても、きちんと髪を結い、衣装を着て帯をしめていた。義理の母などが言うには、日に三度、入浴したとも。そして中が汗だまりになっていても涼しい顔をしていたと言う。この【やせ我慢!】

やせ我慢を捨てた人間はズンダレる。一日中パジャマで過ごしたり、布団を敷きっぱなしにしていたり、ジャージーで外出したりして【キタナラシイ!】。心魂のだらしなさがオーラとなってまるで【古手拭い】が歩いているようだ、汚い、寄るな、あっち行け!

外国人が日本人女性を見て『かわいい』とか『ファッションのセンスが素敵!』とか言う。『ハイヒールで歩いている!』と驚く。・・・普通じゃないのか?君たちがズンダレているのだよ。

日本人は【天孫民族】じゃなくて【テンション民族】だ、と貶した御仁が昔居たが結構ではないか。体面を保つ、品位を保つ、いずれもカネと時間と緊張が必要だ。それを惜しむと多分日本は後進国になる