夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

摘果

2019年06月02日 20時36分02秒 | 日記
枇杷の摘果をした。これがなかなか難しい。どう難しいかと言うと【思い切り】が素人にはなかなか出来ない。『せっかく花が咲いて実をつけたのに切り捨てる?!・・全部育って欲しい』。しかしそれでは【全部ダメになってしまう】のである。
人間世界にもこれがある。一番多いのが【親を見捨てる】。親への哀惜と未練に逡巡して【優しい息子】でありながら【何事かを成し遂げる】のは多分不可能だ。瀬戸内晴美と言う人はご本人が話していたところによれば生まれて間もない子供を捨てた。文学の才を花開かすために。これを【母親にあるまじき所業】と言うのは【内在無意識】について知らない人だ。人間の【自己実現欲求】は前頭葉論理思考の所産である【道徳】を蹴散らすほど強い。
戦場に於いて、【情に溺れて】いては勝てないだろう。薩摩藩出身の軍人だったと記憶する。日露戦争出陣に当って、勤皇佐幕当時から長年情を交わした女性に『何時戦場に倒れるか分からぬ身となった、長年ありがとう、これで終わりにする』と言って別れて行った由、如何にも薩摩人らしい。

最近嬉しかったこと

2019年06月02日 20時14分00秒 | 日記
トランプ大統領が国賓として来日した時の天皇・皇后両陛下のお姿を見て『素晴らしい』と思った。皇太子、皇太子妃時代のネットにあった、昔なら皇室不敬罪に当る記事を見て怒りと失意が綯い交ぜになた苛立ちを感じていたが、大統領ご夫妻と相対している両陛下の放っているオーラはきらきら輝いていた。

昔、ある神道系の団体で、『高御座に着かれると日本神界の神の息吹がお姿を整える』と聞いたが、まさにその通りだと感じた。日本の皇室は創世記の最終章に予告されている(と私は固く信じている。日本の皇室でなければ一体世界の何処に【王杓その脚の間を離れず、シロの来るときにまで及ばん】に合致する血統があるだろうか?)故に、契約の箱同様、それに【触れてよい】との認可を受けた者以外、触ると神の怒りに打たれると思う。直ちに、ではなくとも人智(治)の世界の終わる時に。