昔、聞いた話:ー
或る宗教関係の霊力の強い(とされる人)が例えば旅館に泊まる。すると・・・真夜中、丑三つ時、床の間に飾ってある人形の目がくるくるっ、くるくるっ、と動く。やがてそれがスーッと動き始めて・・・ああコワ!。
自宅で何度かポルターガイストを経験した。2度目からは家族をそっと起こして嘘でないことを知らしめた。・・真夜中、3時頃、風呂場で洗面器を引きずる音がして目が覚める。二階まで聞こえる大きい音だ。忍び足で行ってみる、がさごそとウルサイ。突然灯りを点けて見る。ネズミ一匹居ない、什器備品に動いた形跡もない。ところが今度は風呂場の天井裏で同じ音がする。箒を持って来て天井を叩いてみる、するとだんだん動いて洗面所の天井裏で音がする、追っかける、玄関の履物箱の中から音がし始める、『しめた、逃がさんぞ!』開ける、何もない、そして・・何と、土壁の中から音がする。
私はある種の絵や置物がマズイことを知って居たので土産物に貰った小さなぬいぐるみや木工細工を全て取り除けた。ただし、妻の機嫌をそこねても、と考えて大きなミミズクの焼き物は残した。それから・・この家を新築した時に町で買った大きな獅子の置物は、思い出して見るに、この家に入ってから会社の倒産や家族内のいざこざ、ろくなことがなかったと考え、その陶器の獅子を捨てようとした。
近所の奥さんがそれを欲しいと言うのでこれ幸いと上げた。奥さんはそれを家の犬走りに置いていた。間もなく彼女は肺がんで亡くなった。その家に今度は高齢の両親を伴って故郷に戻った人が入った。間もなくお父さんが亡くなった。しばらくしてお母さんとご本人に深刻な病が見つかってお母さんは施設に入られたが最近亡くなった。ご本人も病の深刻さは深まっている。問題のフィギュアはまだそのままその家の犬走りに有る。
般若の面などを不用意に柱に吊るしている人が居るが極めて危険。また庭に石は置かないほうがいい、何かが憑依する。ものの本(或る新興宗教の教本)によると【猫石】は極めてよろしくない。
フィギュアについては妻がこう言う方面に全く無頓着なので困る。妻の兄の家には般若の面が柱に懸けてあった、『まずいな』と思っていたがそういう方面に無頓着な人だったので言えなかった。数年前、突然C型肝炎で急逝した。
【ひきこもり】などもあらためて家の中を見回してみる必要もあるのではないか?