夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

東西問題→南北問題→富裕貧窮問題

2019年06月26日 23時57分34秒 | 日記
自由民主主義陣営と共産主義陣営が有った頃はその対立・対比を東西問題と言った。
ソ連が崩壊すると今度は主として豊かな国々は北の方に居て貧しい発展途上国は南の方に居る、というわけで南北問題と言われた。

今の世界は一分の、ほんの一握りが富を独占し、大部分の人類は貧窮にあえいでいる。富裕層対貧民層の問題になっている。フランス革命当時、痩せた農夫の背に肥え太った坊主と王侯貴族がのっかっている風刺画があったが、それが描かれたと言う事は当時の庶民が【敵】をはっきり認識していたと言う事だ。

現在の一般大衆はしかし、まだそこまで行っていないのではないか?多くの国の人々が自分たちの敵はアメリカだと思っている。目くらましされているのだ、本当の敵はアメリカを使って悪さをしているのだ。最近は中国や北朝鮮も使っているかもしれない。

その敵の中にはやはり坊主が居ると思う。【大いなるバビロン・・・それは都市である】との黙示録の記述が脳裡を駆け巡る。



即刻反応するナニかが居る

2019年06月26日 10時47分04秒 | 日記
数年前【美しい緑の星】と言う映画をフランス人が作った。試写されてすぐ上映禁止になった。・・・誰が禁止したのか定かではないしそういう映画があった事も殆どの人は知らない。
何ものかにとって余程都合の悪い内容だったのだろうがその内容は・・【金銭万能】の世界を皮肉っている。

最近、安倍総理がイランに行ってアメリカとの対話を促した。するとその最中に、唐突にオマーン湾入り口ホルムズ海峡で日本籍タンカーが襲撃された。誰がやったか分からない、いや分からないままに有耶無耶にされるだろう。

この二つの【ばね仕掛けの反応】には注目する必要がある。

金銭で世界を支配しているモノが居る。それは世界が静まることを嫌っている。イスラム圏から綻び出るかもしれないと恐れている。・・と邪推出来る。

日本の教育に怒っている

2019年06月26日 10時11分20秒 | 日記
野依先生が日本の教育の現状に怒っておいで、とのこと。僭越ながら私も怒っている。
1. 碌に日本語もマスター出来ていないのに何故キチガイのように、まるで気が振れたように英語、エイゴ、猫も杓子も、五も三も、英語、ショーガクセーから英語、一に英語二に英語、三四が跳んで五も英語、と大騒ぎするのかな?
『もうすこし後ろに下がって【もらってもいいですか】?』なんて奇妙で下品でヘンチクリンな日本語を誰が発明したのか?
日本語を知っている日本人なら『もうすこし後ろへ下がって戴けませんか?』或は『もうすこし後ろへ下がって下さいませんか?』と言う。
私は翻訳の教育を受けたが、日本語力が翻訳力を決める。日本語が出来ない人間が真っ当な翻訳など出来ない。
『判明した』を『発覚した』と旧制帝大出が平気で言う。

2. どうして【スポーツなるもの】がそんなに立派なものなのか?本当の薩摩人はスポーツ剣道などしない。野太刀示現流をやる。これには試合がない、やるとどっちかが死ぬので。従って段もない。

3. どうして部活、ブカツ、それブカツ、やれ部活、と部活イノチの騒ぎ方をするのかな?

4. 公立の中・高一貫校の入試問題を見た。まるでクイズだ。論理的思考を重ねて解くのではなくゲーム感覚で感覚的に回答する方式で、嫌気がさした。案の定、『この子は優秀だ』と思っていた子が落ちた。なまじっか【考える力】があると問題が解けない。こういうのが大学を出ると日本中バカだらけ、ゲームオタクだらけになるだろう。

・・・こんな学校行きたくない、不登校になりたい。

関連して・・【ひきこもり】なる現象の底に、【ザ・アメリカ】、【ザ・プラスチック文明】、【ザ・デジタル文明】、【コンビニ文明】【人間疎外自動化文明】に対する【反感】が潜んでいないか?

カネと効率と利便とカイシャをうやうやしく崇拝する現代日本を私は嫌いだ。


無意識が結果を出す

2019年06月26日 06時22分03秒 | 日記
ある事柄を顕在意識は『軽く受け止め』ても潜在無意識は『一大事!』と受け止め、【真剣さの度合い】を一変させる事がある。顕在意識は間抜けで、『エッ、そんなことになったのか?』程度。【真剣さがどういうカラクリで行動に繋がったか?】さえ気着かない。

父は教師だった。その父が私の居る中学校に赴任したのは一年から二年になる春だった。二年で最初の中間試験で私は一番になった。今の言い方をすれば『そうなんだ!!』と先生方はびっくりされた。私としては別段普通の事としか考えていなかったが潜在無意識は『これは一大事!』と受け止めたのだろう。

今朝、あるブログでトランプ大統領が【日米安保条約】破棄の意向を表明し、官房長官が『聞いていない』と否定なさった、との記事を見た。真実の程は判らないが仮に破棄になるとしたら日本人の潜在無意識への衝撃は予想以上のものだろう。【虎の威を借りるキツネ】的心情、『バックが居るんだぞ』と言うチンピラ的空威張り、そして『いざとなったらアイツが出て来る』と言う所謂【お花畑】妄想、が一遍に消し飛んでしまう。

これぞ【太平の眠りを覚ますジョウキセン】だ、大歓迎!!特に沖縄の問題は消滅し、北方領土はロシアの言いがかりが空論になる。日本国民は【浮ついた現状】を直視させられる、させられて顕在意識はさほどでもないかもしれないが潜在無意識は180度ひっくり返る、まさに石垣が一夜にして組替わる!!

しかし、安保条約を破棄しても沖縄からは撤退しないのではないかな?横田からも・・・。トランプ大統領は会社の社長と同じで【貸借対照表】しか見ないかもしれないが【実務家】はそんなものに興味は薄い。

日米安保条約は元々、【アメリカを手足に使って】世界制覇を目論んだ勢力が【日本を縛っておく】為に発案したものだろうが今やその意図から逸れて【アメリカの防衛線を日本・台湾・フィリピン】のラインに維持しようとのアメリカ軍の意図に沿ったものになっているのではないか?併せて日本列島を世界の東半分を掌握する基地と見做しているのではないか?太平洋でひどい目に遭い、東京空襲も二発の原子爆弾も効果がなかった事をアメリカの政治は忘れても軍人は忘れない。・・日本が降伏したのはソ連が参戦して【二面作戦は不可能】と知っていた日本軍の決断だ。ルーズベルトは焦ってスターリンに日ソ不可侵条約を破棄させたと、どこかで読んだ事がある。

しかし、この現代の黒船、来て欲しい!!こうでもしなければ日本人は『腰の刀が重くてタマラヌ』と嘯き【太平の世を謳歌する薄らバカ】のままで地上から消える・・・消えて『コレがあの美しかった、美味いものが一杯あった、お人よしの天国、日本の成れの果てか?!』になってしまう。
【雲の上人の不祥事】【中高年ひきこもり】【孤独死腐乱死体】【子殺し・親殺し】【教育の硬直化】などなど、日本は【ある閾値、limit】に近着いている気がする。陰極まって陽となることを切に望んでいる。

その為には【太平の眠りを覚ます】一大電撃が必要なのだ。そうでもしなければ日本は目を覚まさない。