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野村監督が、お隠れになりました。
野村監督は契約金なしのテスト生からはい上がりました。
才能がない私にとって、プロの厳しい世界であれだけの実績を残された事でとても勇気をもらいました。
通算３０１７試合に出場し、日本歴代２位の２９０１安打をマーク。
８年連続の本塁打、６５年には捕手として史上初めて戦後初の三冠王にも輝くなど、輝かしい成績を残しました。
鋭い観察眼で相手の弱点をつき、投手の長所を生かす配球を徹底的に研究。
研究の大切さを教えていただきました。
ライバルだった阪急・福本の盗塁を阻止するため、投手に素早い投球モーションで投げるよう要求。これが後のクイックモーションとなりました。
監督としても、球史に名を刻んだ。
南海では１度のリーグ優勝。ヤクルト時代にはリーグ優勝５度、日本一に３度も導いた。
名将として阪神、楽天でも７シーズン指揮を執った。
「王、長嶋がヒマワリなら、おれはひっそりと咲く月見草」。
自虐的ですが、その反骨心こそ、選手と指導者の両方で頂点を極めた力でした。
他球団から自由契約やトレードで獲得した選手を活躍させる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれて注目された。
本当に素晴らしいです。
合掌
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