昨日の音楽は本当に良かったと思っています。音楽の根源的なすばらしい営みを実際目の前の音楽家達が演奏されて、とても感動しました。
根源的な素晴らしさとは、もう一度音楽を聞きたいとか映像を見たいと言うレベルを超えたあの空間にいたいと言う気持ちです。本当に名残惜しく帰宅しました。あまりの興奮状態で空腹していたのを忘れて帰りに吉野家のつゆだくと肉ダクの牛丼えらい勢いで食べて雨の中無事帰宅しました。
またこのトリオが行われる場合は必ず聞きに行きます。
チューバの高岡大祐氏は、ハワードジョンソン氏やジムセルフ氏、またはクラシックでの佐野日出男氏や佐藤潔氏などと同じ自分の音楽を演奏していました。素晴らしい音楽家だと高岡氏の演奏を聞いた知人から話を伺い地元でやる演奏会ですのでライブと思い聞きに行きました。なるべく楽器のメーカーやマウスピースなどチューバ的な質問しないでと事前に決めて1曲めから聞いていました。
1曲めの「べべの歌」でチューバの美しいソロが開始されました。豊かな低音の伸び、柔らかくて明るい高音の音色、マウスピースが見た目がとても大きくF管で、あの大きなマウスピースと低い音を鳴らしていると思っていましたが、実はB管だったのでびっくりしました。様々なメロディーが繰り返し出されてきましたが、吹くたびに違う味わいがあるのは、ジャズの醍醐味だと思いました。
ピアノの大和田千弘氏
いろいろな表現をピアノで実現する素晴らしい音楽家です。その曲の悲しいから嬉しい、寒いから熱いなどの雰囲気を感じ取り表現を当たり前に演奏していますがと言ってもその裏には相当な音楽の知識をお持ちだと推察します。その知識量は相当だと思います。
ピアノの表現がどんどん曲に私達を引き込んでいくのは、快感に感じました。
Drums 佐山智英氏
基本的なドラムセットでこんなに多彩な音色が生まれるのでしょうか?バスドラムとトップシンバルの同時打ちの音色、バスドラムはシンフォニックです。セカンドシンバルとバスドラムの同時打ち音、ハイハットとバスドラムの同時打ちの音色の違いまた裏打ちがとても小気味良く、私の体を響かせます。
シンバルの音があまりにも綺麗で小気味良く、吹奏楽部顧問根性を出してメーカーを聞きに行く有り様でした。
驚いたのは、メロディが繰り返す間にドラムスが長ーーーいクレシュエンドをしますが、それが絶妙で、打楽器のクレシュエンド、鳥肌が立ちました。
プログラムはHermeto Pascoal、Thelonious Monk、McCoy Tyner、板橋文夫さん、峰厚介さん、
烏頭のレパートリーからも1曲「N民族の舞踏」も演奏されました。
演奏者の「民族は1人だ」の話が印象的でした。
民族ではなく1人1人が大切と私はとりました。
また、次回期待しています。