この演奏会は課題曲講習会演奏会ではなく、この課題曲はどんな風に音楽的に美しくまたは情熱的に演奏してくれるか、たまたま選曲が課題曲であるだけのプロフェッショナルのコンサートでした。
ただ聞く私たちは課題曲はかなり意識していますので普通のコンサートとして捉えようとしますが聞いている人たちはいろんなものを感じ取りに来ていたと思い、そういう点ではすごく集中力のある演奏会でした。
『きみは林檎の樹を植える』 谷地村博人氏の演奏は、吹奏楽と言う表現でしかできないと言うオリジナル性を感じました。佼成ウィンドの方々が織り成す素晴らしい音の流れの中に私は自由にイマジネーションを働かせながら聴きました。
『メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~』 川合清裕
いやーこれも機能和声にとらわれない音の流れにいろんな情景が浮かび、想像の世界に飛び込んでしまいました笑
本当に素晴らしい演奏会でした。