ちりとりが担う人類の進歩

　東北のみなさん　ほんまにこんにちは
　昨夜は山形泊まり、いまごろは仙台に入ったころでしょうか。　

　35年以上前、高校の現代国語の教科書に小松左京さんだったろうか、歴史の無名性を説く文章が載っていた。そこでは人類の進歩の多くは天才として歴史に名をはす偉人たちではなく、無名の人々によって作られてきたと。

　きのうお伝えした先月の公園掃除、これまで何度も使っている塵取りのある使いよさに初めて気づきました。手持ちの柄のところに半円形の小っちゃい金具がついていています。はっと気づいて、箒を立て掛けるための金具なんだと。ちょっとした知恵ですがとても勝手が良い。しかしこの発明家が歴史に名を留める訳がありません。こんな無名の細工が人類史上延々と繰り返されて現在がある。

　左京さんが言っているのは、こんなことなんでしょうね。

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