みなさん こんにち
毎日新聞は、皇室を考える「考 皇室 深まる危機」を随時掲載しています。昨年12月29日には、元最高裁判事で皇室典範に関する有識者会議で座長代理を務めた園部逸夫さん(94)のインタビュー記事を掲載。後先の文脈を取り除けば「天皇制はいいらない」とだけになる言葉を紙面化しました。以下、その前後の文脈を含めお伝えしますが、今の日本のマスコミとして天皇制について「ギリギリの表現」でしょう。園部さん、紙面化した毎日新聞に敬意を持ちます。
のっけから「もしも皇室が無くなっても、日本は悪い方向に進まない。多くの国民の生活は何も変わらない」で始まります。そのあと、戦時中日本の植民地だった台湾で過ごし、宮城(皇居)に向かっての最敬礼や万歳。「天皇のために死ね」と教わり、天皇が神と信じていた少年時代を振り返ります。
そして、
今の象徴天皇制は、憲法の定める政治機構の一つ。天皇制が必要と思うなら、関心を持って維持継続のために議論しないといけない。
天皇を男性に限っている理由を見いだせない。男性優位の社会を変えたくない感情が皇室を未来へつなぐ議論をふさいでいる。
国民の関心を呼ぶために、宮内庁には天皇を神格化しないことが求められる。
最後に、
政治家、憲法学者が皇室の課題を先送りし、国民も関心を寄せないままだと皇室の縮小が続く。それでもいい、そもそも天皇制はいらないという意見を含め、いろいろ出し合ったらよい。皇室のこれからについて議論が進まないのは社会全体の問題。
と締めくくり、ここで「天皇制はいらない」との言葉が出てきます。
記事そのままでなく私が要約した部分もあります。そしてこのインタビューの要旨は「女性天皇も含めた今後の天皇制について政治家も学者も国民も関心を持って議論すべきだ」でしょう。園部さんが天皇制廃止を唱えている訳ではありません。あしからず。
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今日は憲法記念日です。日本は国民主権国家なのに、第一条の主語が「国民は」でなく「天皇は」で始まる憲法を、そしてそこに規定されている天皇制を考えてみてはどうでしょうか。
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