にいちゃんのランドセル 城島充 著 講談社
阪神淡路大震災で
幼い子供たちを失った一家のお話だった。
地震が子供たちと一緒に
幸せな家族の思い出を一瞬に壊してしまった。
あのときの「がんばろう神戸」の言葉は
被災して身近な家族を失った方々には
これ以上がんばれないつらい言葉にしか
聞こえないときもあったという。
その後の家族の格闘はいつまでも続いていた。
まだ完全に立ち直ったわけではないんだ、
けれど、人生は生きるに値するものだ。
それを一番天国で見守ってくれているのが
亡くなった子供たちだったそうだ。
一瞬で命を失った幼い子供たちは
少なくとも子供たちと出会った人々の心の
中に生きているのはかけがえのない事実だった。
そして命がはかなくもろいものだが、
命の尊さをこの地震を経験した方々が
一番よく知っておられることなのだと思った。
阪神淡路大震災で
幼い子供たちを失った一家のお話だった。
地震が子供たちと一緒に
幸せな家族の思い出を一瞬に壊してしまった。
あのときの「がんばろう神戸」の言葉は
被災して身近な家族を失った方々には
これ以上がんばれないつらい言葉にしか
聞こえないときもあったという。
その後の家族の格闘はいつまでも続いていた。
まだ完全に立ち直ったわけではないんだ、
けれど、人生は生きるに値するものだ。
それを一番天国で見守ってくれているのが
亡くなった子供たちだったそうだ。
一瞬で命を失った幼い子供たちは
少なくとも子供たちと出会った人々の心の
中に生きているのはかけがえのない事実だった。
そして命がはかなくもろいものだが、
命の尊さをこの地震を経験した方々が
一番よく知っておられることなのだと思った。