TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

エンドロールの続き

2023年08月25日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『エンドロールの続き』の感想です。9歳の少年サマイが魅せられた映画の世界を描いたインドの映画で、この映画のパン・ナリン監督の実話を描いた映画でした。チャイ売りのサマイ少年が映画の世界に憧れ、映画の世界から映し出されていた光に興味を持ち、友達と冒険しながら、映画を作りたいという夢を叶えるために動き出した少年時代の様子が時には眩しく時には切なく描かれていました。インドの田舎での背景の中で家族や友達との日常の暮らしを描きながらもところどころで伝わってくる人々の優しさと温かさに包まれていた映画でした。最後のシーンでは映画を作りたいという夢を求めて列車に乗って他の地に旅立って行ったサマイの決意が固く揺ぎないものだったことが描かれていました。

スタンドバイミーを思い出すような線路の上を友達と線路と同じ幅の車で走ったりするシーンやサマイのお母さんが作るバライティに富んだ美味しそうな料理が印象に残りました。インドでの貧困や労働などインドの実情をも描いており、インドの人々の暮らしぶりの一片を知る映画でもありました。

最後のほうで流れる世界中の映画監督の名前が流れていました。名監督の映画のシーンがところどろこで取り入れられているのを探すのも楽しい映画なのかもしれないです。

 


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