続いて、世界価値観調査(WVS)の質問項目、「人生の自由さ」という設問についての国際比較を見ていきたい。
この項目が特に重要だと思われるのは、WVSの数ある調査項目の中でも、これが本稿がターゲットにしている自信=心理的健康の度合いを最もよく表す指標となると考えられるからである。
質問は次のようなもので、「人生が自由になる」という主観的な感覚を10段階のスケールで答えるものだ。
●問 人生 . . . 本文を読む
(続き)
さて、前掲の文書中の「テキサス州タイラー」とは、ダラスからおよそ百キロ少々の距離にある都市ある。日本の感覚だと百キロは遠いようだが、米国のスケールでは隣の都市という程度の位置関係にある。
ブッシュはおそらく車で移動中のこととして、「暗殺のあった1時間15分後の時点でタイラーに立ち寄っており、これからダラスに向 . . . 本文を読む
米大統領選が歴史的な接戦となっている。
今回も驚かされるのが、明らかにリーダー失格としか見えない現職の共和党・トランプの猛追である。
まさしく、私たちは民主主義の岐路を目撃している。
それはさておき、これまで長く取り上げてきたJFK暗殺事件についてだが、のちの大統領たちに関する疑惑をさらに取り上げてきたい。奇しくも、ともに共和党の大統領の疑惑である。
いや、「奇しくも」というより、もと . . . 本文を読む
一人息子が先月3歳を迎え、とりあえず元気に育ってくれていることは大変うれしい。
言葉の発達とともに自我がしっかり育ってきて、なかなかいうことを聞いてくれないことが増えてきたが、まだいわゆる「三つ憎」という感じはなく、稚い子というのは単純にかわいいものだと実感している。
男の子らしくトミカやら消防車やらが大好きで、保育園で見かける女の子たちと男の子たちは、この年から明らかに遊び . . . 本文を読む
さて、上記のとおりWVS(世界価値観調査)におけるコスモロジー関連の最重要の質問項目は、筆者にはこの「宗教は人生で大切か」であると見える。
それは「あなたの心にコスモロジーは生きているか」と、いわば深層心理の問題のど真ん中を突いているに等しいからである。グラフを再掲したい。
「宗教が重要」と回答した人の割合の最下位を、直近のWAVE7(第7次調査)で中国・日本が占めていることは先述の . . . 本文を読む
ブログ更新がままならなくなってきた。
昨年度までは通勤電車や昼休みでスマホ執筆の時間も一定取れたのだが、今年度は異動による自転車通勤で、加えて子供の保育園の送り迎えもあるので、そうした時間もなくなってしまった。
また、どの現場でもそうだろうが、世の中の複雑化に合わせて、その小さな一角である私の職場でもそんな余裕はなくなりつつあるように実感する。
そんな日常で心理的にはごまかせているが、そ . . . 本文を読む
たしかに暗殺されたケネディと大統領選を争い敗北した男、すなわちケネディを政治的に亡き者にしなければならないという動機は十分な男が、その日・その町にいたというのは、単に偶然と片付けてしまうにはあまりに不可解な話だ。
ケネディのパレードは翌年の大統領選に向けた活動の一環でもあった。彼が再戦されれば、ニクソンが大統領になる可能性は閉ざされることとなるのである。
ニクソンはケネディの前のアイゼン . . . 本文を読む
多忙で更新が滞ったが、可能な時に書いていきたいと思う。
それにしても毎日が熱い。「暑い」のではなく、もはや「熱い」というレベルだ。
「災害級の猛暑」などということがわずか数年前にでもあっただろうか。
記憶にあるだけでも、太陽光の感じが以前とは異なっていて、早朝からジリジリと肌に痛いほどだ。これはいったいなぜなのか?
そして毎年ひどくなっている水害の頻発は、変動した気候が恒常化していることを示し . . . 本文を読む