〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

瞑想はストレス・不安を緩和する

2018-09-26 | サングラハ教育・心理研究所関係
 引き続き岡野守也先生のブログから転載。ぜひ元記事を参照のこと。  今では完全に忘れられているかに見えるが、日本にも瞑想の伝統が脈々と存在していたのだ。というより、目下逆輸入的に人気を集めているマインドフルネス瞑想の源流には、日本にも確かにあった仏教的瞑想があるとのこと。  たしかに科学的裏付けで武装された瞑想法には説得力があるし、効果が得られれば手段は何でもいいといえる。しかし、逆輸入ものを拝跪 . . . 本文を読む

考えなければ不安はない(転載)

2018-09-26 | サングラハ教育・心理研究所関係
引き続き岡野守也先生のブログから転載する。ぜひ元記事を参照のこと。 オウム事件の記憶から一時期怪しげ(今でも?)に思われていた瞑想・メディテーションは、今ではグーグルはじめもっとも生産性の高いとされる知的産業・情報産業分野で企業活動に取り入れられているという。  先生のブログの言葉を借りれば、手段として「バカになる」ことが知的生産活動の役に立つということになる。  さらにダークサイドとしては米 . . . 本文を読む

倫理性の崩壊が深刻化していると思う(転載)

2018-09-23 | サングラハ教育・心理研究所関係
(*引き続き岡野守也先生のブログから転載。リンクが貼れていないので、ぜひ元記事を参照のこと。)  かつて、日本人の精神性の崩壊について書きました 1) 2) 3) 4) 5)。  精神性・倫理性の崩壊はますます進んでいる・きわめて深刻化していると思わざるをえないことがまた起きました。  文部科学省の次官他の汚職―辞任の事件です。  「毎日のニュースを見聞きしていると、日本の上に立つ . . . 本文を読む

不安を感じていない時間を持つためには2(転載)

2018-09-23 | サングラハ教育・心理研究所関係
(※岡野守也先生のブログから以下転載)  考えなければ、悩まない。では、考えないためにはどうするか、というと……  「覚めているけれど心が空っぽで何も考えていない」という意識状態になれるといいわけです。  それが①を徹底したかたち、具体的には本格的な坐禅であることはいうまでもありません。  当ブログでかつて「足の痛み・しびれは心配ありません:禅定の話 2」という記事を書きましたが、この . . . 本文を読む

不安を感じていない時間を持つためには1(転載)

2018-09-23 | サングラハ教育・心理研究所関係
 ご紹介してきたサングラハ教育・心理研究所の主幹である岡野守也先生のブログ更新が続いているので、ぜひそちらを見ていただくこととして、ここでは以下特に断らず転載していきたい。 ****************************************  当研究所の講座プログラムは、「正しく適度な心配はするが過剰な不安に囚われず、やれることをやって、後は宇宙に任せる(受容)ことのできる心」を . . . 本文を読む

現代の主な7つの不安(転載)

2018-09-21 | サングラハ教育・心理研究所関係
 岡野守也先生のブログの更新について、繰り返し陰ながらだがこの場で転載させていただきたい。  実際、こうした七つの不安で現代のわれわれは心のどこか、またははっきりと「この先お先真っ暗だ」と思考している。  私の身の回りでもメンタル不調になる者が続出だが、こうした素地の上にストレスフルな社会だから、「元気に生きていく」というのは、うわべはともあれ(うわべがつくろえなくなり病むわけだが)実際のところ . . . 本文を読む

JFK暗殺事件の真相――オズワルド単独犯行説の虚構を暴く 47 リムジン同乗者の証言

2018-09-15 | JFK暗殺事件について
 それでは、知事の隣に座っていた夫人のネリー・コナリーの証言はどうか。  一般にこの事件をめぐる言説において、公式説を疑う立場からもその重要性はほとんど見逃されているが、実際のところ彼女こそ、大統領と知事の二人の被弾をともに見届けた、唯一の人物である。  しかもその位置たるや、被弾した二人に対して至近距離、目の前数十センチである。 *パレードでのリムジン車上。前席向かって右側の女性がネリー・ . . . 本文を読む

書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー) 13

2018-09-10 | 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー)
「政治的合理化」の経路による近代化  この結果、普遍主義―遂行のパターンの「経済価値」が最優先される「経済的合理化」の経路によって近代化を成し遂げた、典型的には著者の母国・米国のような社会に対し(「経済価値」も同様に抽象化された、一般的な「経済」の意味を超えた概念であり重要だが、ここでは省く)、日本では徳川時代にはすでにそれとは別の価値領域である政治価値が支配的となっていた。日本における近代化は . . . 本文を読む

台風と地震の後で(転載)

2018-09-08 | サングラハ教育・心理研究所関係
岡野守也先生のブログから一昨日の記事を転載したい。私もいろいろ書いてきたが、しかし世のためという意味ではそちらを読んでいただいたほうがよほど建設的ではないか、という気持ちで転載を続ける。  それにしても異常気象に災害の連続、世界の中でも日本は実際「いやおうなしに危機の時代・不安の時代」に突入せざるを得ない。  ひと昔前(90年代前半から2000年前後当たりだったか)になるが、「終わりなき日常を生 . . . 本文を読む

異常気象の深刻化,それでも希望(転載)

2018-09-03 | サングラハ教育・心理研究所関係
 サングラハ教育・心理研究所の岡野守也先生のブログから今回も記事を転載したい。  異常気象の頻発で地球環境の急激な変動を皆が実感するようになった現在だが、それに対する世間さらには世界の反応があまりに鈍いのはみなさんもお気づきのとおりと思う。  というか、その「鈍さ」について現にそのような日常性に生きている者として、にもかかわらず他人事のように語るとしたらそれは偽善にすぎない。そうした鈍さが自分の中 . . . 本文を読む

書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー) 12

2018-09-02 | 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー)
 「特殊主義―遂行」という価値軸  本書の構造―機能主義社会学の概念図式を用いた説明によれば、前近代の宗教倫理による精神が社会を合理化していった過程では、西欧におけるプロテスタント・キリストのもとでの「普遍主義―遂行」というタイプの価値軸に対して、日本においては伝統的日本宗教による「特殊主義―遂行」という別のタイプの価値軸が主要な原動力となったとされている。    家族であれ、藩であれ、全体とし . . . 本文を読む