書評『明治維新という過ち』(原田伊織著) その2 2016-01-01 | 書評(その他) 先の書評記事の後半、私の見るところのマイナス点というか批判点について転載します。 書いた後、改めて考えてみますと、この著者に限らず歴史に関する一般的な「語り」に何かが重要な点が決定的に欠けていると感じられてしまうのは、人間にとって言葉とは本来どういう内面的意味と機能を持っているのか、そしてその言葉が構成する物語=歴史観=コスモロジーとは我々にとって何であるのか、要するに人間の内面(個人にとっ . . . 本文を読む