世界価値観調査(WVS)について、今回から「宗教性」を問うた複数の調査項目に焦点を当てていきたい。
私を含む多くの日本人にとって、特別に信仰を持っている人以外、「宗教」は極めて影が薄い。
それどころか、人との日常会話の中で宗教の話題を出すことなどまず皆無であろう。そんなことを語ればおかしな人と見られてしまうので、ほとんどタブー . . . 本文を読む
岡野守也先生のコスモロジーセラピーについて、不肖・私の視点から見えるものを私なりに語りたいと思う。
繰り返すが、その全容は先生のブログにて惜しみなく公開されているので、ぜひそちらを当たっていただきたい。
かつて切実に感じ、というか今も状況によりとても感じるのが、「自信が欲しい」ということである。
よほどの自信家でない限り、おそらく誰もがそうであると思う。
この「自信」という言葉、「常に上から目 . . . 本文を読む
世界価値観調査(WVS)の記事、国民的・集団的アイデンティティにかかわる調査項目については、今回で終わりとなる予定である(次回からは「宗教心」に関する項目を扱う)。
今回は「国民としての誇りはどのくらいか(How proud of nationality)」についてである。
現在、新型コロナウィルス感染拡大の渦中で「国民一丸で」「力を合わせて」ということが盛んに言われている。
つい先ほ . . . 本文を読む
「二つの心理療法について」ということで、今回は河野良和氏の心理療法の2回目である。
かねてご紹介している岡野守也先生のコスモスセラピー(及び唯識心理学)と交互に取り上げる予定で、同セラピーについては本家・岡野先生のブログ(https://blog.goo.ne.jp/smgrh1992)をご覧いただいたほうがよほどいいのではないかと思うが、思いは尽きないので不肖・筆者のレベルでも語れることは語 . . . 本文を読む
ひきつづき世界価値観調査(WVS)について続けたい。
新型コロナウィルスの猛威の恐るべき状況下で、他国と違ってこの日本では政治的権力がなぜ断固とした態度が取れないのか。
その理由を価値観の側から明らかにするため、先に「権威・権力(オーソリティ)を尊重するか」との趣旨の調査項目を取り上げた。
子どもを世話しながら書いたので文がうまくなかったと思うが(それにしても、保育園が休止とならないか心配だ) . . . 本文を読む
世界価値観調査(WVS)について続けたい。
現下の新型コロナウィルス禍で、危機対応に当たっている政府・公的部門の決断・意思決定における、いわば「及び腰」ともとれる態度が問題になっている。そこで導入といて、まずこの点について焦点を当てたい。
他国は早々に緊急事態宣言を出し、積極的に強権的措置をもって「スピード感」(それにしても珍妙な言葉だ)ある対応をしている。一方で日本はいまだに「自粛」「自主規 . . . 本文を読む