以下、『サングラハ』第145号(2016年1月25日発行)から転載します。
書きましたように、とても深くすばらしい本だと思いますので、認知症について関心のある方はもちろんのこと、むしろ今後を生きる若い人にこそ手にとってほしいものだと思いました。
【書評『呆けたカントに「理性」はあるか』(大井玄 著)】
本書は、看取りの臨床を実践されている著者の、認知症高齢者への慈しみに満ちた深い思索の書です . . . 本文を読む
先の書評記事の後半、私の見るところのマイナス点というか批判点について転載します。
書いた後、改めて考えてみますと、この著者に限らず歴史に関する一般的な「語り」に何かが重要な点が決定的に欠けていると感じられてしまうのは、人間にとって言葉とは本来どういう内面的意味と機能を持っているのか、そしてその言葉が構成する物語=歴史観=コスモロジーとは我々にとって何であるのか、要するに人間の内面(個人にとっ . . . 本文を読む
まったく久々の更新でして、思えばこれらを書いていたのは30代も前半だったのだなあと感慨が深い。
実は(でもなかったんだっけ?)私はサングラハ教育・心理研究所の会報『サングラハ』の編集をしていまして、かれこれ14年になろうとしているのだった!
今回、下記のような書評を書いたので、せっかく書いたので掲載します。できればお読みの方は会報『サングラハ』をご購入いただきたい!
⇒https://www.d . . . 本文を読む