新型コロナウィルスが恐るべき感染力をもって拡大している。
まだ日本での感染者がわずかだったころ、湖北省の状況は1か月後の日本の状況なのかもしれないと思ったが、本当にそうなりそうな勢いだ。これまでもてはやされ当然視されてきたグローバリゼーションとは、こうした負の側面を伴うものだったのである。
またぞろ役所の不手際へのバッシングが起こっているが、思えば役所も人間がやっている不完全な組織にすぎないのだ . . . 本文を読む
気候変動により、日々「記録的~」という天気・気象に関する報道を聞かない日はないほどである。疑いなく、事態は年々加速している。
報道は「今年の冬は」などというが、これは予測されてきて、その予測が前倒しで現実化している、容赦なく進行するプロセスである。
恐ろしいのは、これは人類史のスパンで考えるなら不可逆的な、取り返しのつかない事態だということである。
この「現代文明」、それを . . . 本文を読む
すっかり更新が滞ってしまった。
私事だが、普通に組織に勤務し、子供が一人とはいえ共稼ぎで育て(今や女性に職をあきらめろなどとはとても言えない)、地縁・血縁も薄いとなると、楽しいがそれだけで人生は手一杯という感じがする。
それにしても曲がりなりにも人の親になって思うのは、日本と、そして世界の今後の明らかな危機状況である。
このままでは次の世代に大変な負の状況をもたらしてしまう。というか、現にもた . . . 本文を読む
台風被害、豪雨被害が集中しており、気候変動の影響が明らかに新たな段階を迎えたことを実感させる10月であった。
こうした被害はおそらく間違いなく毎年恒常化していくことだろう。というよりも、ますますひどくなることが容易に予測されてしまう。
いま、社会はこの状況に対して、目先・個々の対応策や役所等の不手際のバッシング以外、いうべき言葉を失っているように見える。
これに関して、当ブログでもこれまでフォロ . . . 本文を読む
岡野守也先生のブログの更新を転載する。
明らかな異常猛暑と、異常な数そして進路の台風。気候システムが人間の主に産業活動によって壊れつつあるのが体感される時代にまでなったということだろう。
下記にある通り、「さかのぼった原因」たる近代産業メカニズムの転換が必要なのははっきりしており、まさに大問題だと思う。そしてそれを変えられない・変えたくないという、私・私たちを含むすべての人間のエゴイズムの問 . . . 本文を読む
引き続き岡野守也先生のブログから転載する。
当初掲載された2006年当時には「ツケが回ってきている?」であったが、今実際にツケが回ってきていることは誰もが実感していることだろう。
私たちが毎日朝から経験しているこの暑さは、かつての暑さではない。
この状況にもかかわらず、政治を巡って「環境問題」が真剣に語られているのは聞いたことがない。
全体状況を変えるには、まずそういう意思を持った政 . . . 本文を読む
いつものように岡野守也先生のブログから転載する。
以下の記事の再録は12年前の記事からのもの。その後の日本・世界の歩みは見事に第三のシナリオ(問題先送り)をひた走ってきたのは明らかだ。
個々の環境を保全したいという善意はあっても、社会全体がまるで別の方向を向いているのだから、残念ながら無力であった。
問題先送りのツケが、当時の予測通りの姿で、しかし時期を前倒ししてやってきた。それが現 . . . 本文を読む
筆者が参加している「持続可能な国づくりを考える会」の学習会が2/16(金)に行われるので、会のブログから案内を転載する。
わが国・日本の凋落が明らかな今、「古き良き時代をもう一度」という感覚で安倍政権が支持されるのは、心情としては非常によくわかるものの、現実的にはこの国・この世界の持続可能性という意味ではっきりとアウトであるのは多くの方が認識されていることと思う。
ある作家が先日書いてい . . . 本文を読む
以下、筆者が参加している「持続可能な国づくりを考える会」HPより許可を得て転載する。
日本の危機的状況にもかかわらず、与党が圧勝してしまった先の衆議院選挙。ぜひ「持続可能な国づくり」を一緒にお考えいただければ幸いである。
今回は少々内容を変え、ジャーナリスト・高世仁氏による北朝鮮問題の講演をメインに行われる予定。ぜひご参加を。
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●日時 11月17日(金) 19:00〜21 . . . 本文を読む