いつものように、岡野守也先生のブログから転載する。
国の屋台骨が現実に大きく揺らいでいる今、何が「屋台骨」だったのかの再発見がこれまでになく求められているのは、多くの方が実感されていることと思う。
ぜひ、下記の『十七条憲法』の現代的な意味に関する本文中の再掲記事をご一読いただきたい。
なお、毎日新聞記事の是非についてはここで述べることではなく、ぜひ読者には両者を見比べてそれぞれにご判断 . . . 本文を読む
サングラハ教育・心理研究所の来年の講座について、岡野守也先生のブログから転載する。
東京・香川方面の方はぜひご参加いただければと思う。
東京の土曜講座は「日本人のアイデンティティはどこにあるのか」とある。
特に、外国「人材」(この用語自体が議論の問題を端的に表現している)受入れの政策にかかわって切実に感じられるのが、私たちの内なるアイデンティティ溶解状態である。
ひたすら目先の経済的指 . . . 本文を読む
引き続き岡野守也先生のブログから転載する。
なお、東京での新講座、機関誌『サングラハ』161号の記事も最近アップされているので、ぜひこれまで転載した記事や過去記事と合わせて同先生のブログを参照していただき、各自ご判断の上、ご参加・ご購読を検討いただきたいと願う。
行き詰った時代の中にいる私たちにとって、これからを生きる必須の智慧があるとすれば、私はこれであると考えている。これはドグマや信じ込 . . . 本文を読む
引き続き岡野守也先生のブログから転載。ぜひ元記事を参照のこと。
今では完全に忘れられているかに見えるが、日本にも瞑想の伝統が脈々と存在していたのだ。というより、目下逆輸入的に人気を集めているマインドフルネス瞑想の源流には、日本にも確かにあった仏教的瞑想があるとのこと。
たしかに科学的裏付けで武装された瞑想法には説得力があるし、効果が得られれば手段は何でもいいといえる。しかし、逆輸入ものを拝跪 . . . 本文を読む
引き続き岡野守也先生のブログから転載する。ぜひ元記事を参照のこと。
オウム事件の記憶から一時期怪しげ(今でも?)に思われていた瞑想・メディテーションは、今ではグーグルはじめもっとも生産性の高いとされる知的産業・情報産業分野で企業活動に取り入れられているという。
先生のブログの言葉を借りれば、手段として「バカになる」ことが知的生産活動の役に立つということになる。
さらにダークサイドとしては米 . . . 本文を読む
(*引き続き岡野守也先生のブログから転載。リンクが貼れていないので、ぜひ元記事を参照のこと。)
かつて、日本人の精神性の崩壊について書きました 1) 2) 3) 4) 5)。
精神性・倫理性の崩壊はますます進んでいる・きわめて深刻化していると思わざるをえないことがまた起きました。
文部科学省の次官他の汚職―辞任の事件です。
「毎日のニュースを見聞きしていると、日本の上に立つ . . . 本文を読む
(※岡野守也先生のブログから以下転載)
考えなければ、悩まない。では、考えないためにはどうするか、というと……
「覚めているけれど心が空っぽで何も考えていない」という意識状態になれるといいわけです。
それが①を徹底したかたち、具体的には本格的な坐禅であることはいうまでもありません。
当ブログでかつて「足の痛み・しびれは心配ありません:禅定の話 2」という記事を書きましたが、この . . . 本文を読む
ご紹介してきたサングラハ教育・心理研究所の主幹である岡野守也先生のブログ更新が続いているので、ぜひそちらを見ていただくこととして、ここでは以下特に断らず転載していきたい。
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当研究所の講座プログラムは、「正しく適度な心配はするが過剰な不安に囚われず、やれることをやって、後は宇宙に任せる(受容)ことのできる心」を . . . 本文を読む
岡野守也先生のブログの更新について、繰り返し陰ながらだがこの場で転載させていただきたい。
実際、こうした七つの不安で現代のわれわれは心のどこか、またははっきりと「この先お先真っ暗だ」と思考している。
私の身の回りでもメンタル不調になる者が続出だが、こうした素地の上にストレスフルな社会だから、「元気に生きていく」というのは、うわべはともあれ(うわべがつくろえなくなり病むわけだが)実際のところ . . . 本文を読む
岡野守也先生のブログから一昨日の記事を転載したい。私もいろいろ書いてきたが、しかし世のためという意味ではそちらを読んでいただいたほうがよほど建設的ではないか、という気持ちで転載を続ける。
それにしても異常気象に災害の連続、世界の中でも日本は実際「いやおうなしに危機の時代・不安の時代」に突入せざるを得ない。
ひと昔前(90年代前半から2000年前後当たりだったか)になるが、「終わりなき日常を生 . . . 本文を読む
サングラハ教育・心理研究所の岡野守也先生のブログから今回も記事を転載したい。
異常気象の頻発で地球環境の急激な変動を皆が実感するようになった現在だが、それに対する世間さらには世界の反応があまりに鈍いのはみなさんもお気づきのとおりと思う。
というか、その「鈍さ」について現にそのような日常性に生きている者として、にもかかわらず他人事のように語るとしたらそれは偽善にすぎない。そうした鈍さが自分の中 . . . 本文を読む
岡野守也先生のブログの更新が続いており、及ばずながら引き続き転載させていただきたいと思う。
「人類は滅びに瀕している」というのは一昔前のアニメのセリフのようだが、まさにそれが現実化しているのが現状にほかならない。
にもかかわらず報道は、のみならずわれわれの日常感覚は、そのことを忘れたふりをして営まれている。気候に関し「命の危険」を言っているすぐ後にお笑い番組と来た。
たしかに、実にグロテ . . . 本文を読む
岡野守也先生のブログから転載する。
過去記事の再録がしばらく続いたが、ぜひ下記リンクの記事をお読みいただきたい。極めて困難であろうが、現在進行している環境危機、日本と世界の持続可能性の危機に関する中長期的な対処の方策はほぼこの線で間違いないと思う。
サングラハの会報については、入会のほかPDF版で購入できるので是非お読みいただければと思う。
特に「唯識と論理療法」講義録は、論理療法が世界 . . . 本文を読む
引き続き岡野守也先生のブログから転載する。
これも再録は8年前の記事から。
単年で見るとわかりにくいが、こうして年月を置いてみると、「記録的」「過去最高」がずっと更新されてきたことがわかる。まさに毎年水に流して忘れつつ、状況はどんどん悪化してきたわけだ。
現在の熱中症の激化もはっきりと予測されていたことがわかる。
ジャンプするには、確かに「一人ひとり」でバラバラにやるのではなくて、みんな . . . 本文を読む
引き続き稀有の思想家である岡野守也先生のブログからそのまま転載する。引用中の再録記事は11年前のもの。当時行われた気候変動に関する科学者の予測がきわめて的確だったこと、事態はむしろさらに前倒しで起こっていることが今や実感的に理解できる時代となった。人類は転換の岐路を超えてしまったのだと思われてならない。
記事中の設立総会やシンポジウムには筆者もかかわった記憶がある。当時は比較的若いメンバーが集 . . . 本文を読む