これが私の生きる道

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東野圭吾「さまよう刃」を読んで

2005年05月15日 15時27分47秒 | 読書
 あらすじは強姦殺人で一人娘を失った父親が
その犯人たちを殺そうとする話です。

 この父親がしようとすることに、
賛成の人、反対の人に分かれると思いますが
自分は圧倒的な前者です。
 よく殺人を犯した人間を復讐で殺したら
その殺人犯と同じことになってしまうといって
反対する人もいますが
殺人犯がそんなことをしなければ
復讐なんてするわけもありませんので
論理的にいって同じ殺人でも全く意味合いは異なります。

 個人的には私利私欲で殺人を犯した人は死刑にすべきだと思います。
もし殺されても来世が確実にあるのならそこまでしなくてもと思いますが
一回死んだらこの世に戻れないとするならば、やはり死刑しかないでしょう。
更正させる必要性を感じません。

 現在、娘がいるわけではありませんが
もし自分がそのような立場にたったら
この父親のような行動をとれるかどうか考えました。
 もし犯人が分かって復讐するチャンスが巡ってきた時、
もしかしたらその後の生活や保身を考えて、
二の足を踏むんじゃないか、それがとても恐く感じました。
 今は絶対復讐するとでも何でもいえますが
実際は感情の持続とか心の弱さなんかで難しいのかもしれません。
あまりニュースでも復讐殺人って聞いたことありませんもんね・・・。

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