これが私の生きる道

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桑田さんは死んじゃいなかった

2011年02月24日 19時52分28秒 | 音楽
昨日、桑田さんのNEWアルバム「MUSIC MAN」が
発売されました。
当たり前のようにamazonで予約して
それが22日の夜に届いて、
早速それをウォークマンに転送して
昨日の朝、通勤中にそれを聴いていました。

帰りの電車で全て聴き終わった後の率直な感想は
「かなりイマイチ」というものでした。
さすがに寄る年波には敵わないのかとさえ思いました。
そして今日は仕事が休みで
録画した番組はあらかた見終わってしまって
本を読みながらBGM代わりに
このアルバムをステレオで再生させてました。
そうしたら昨日の印象とは一転して
とても素晴らしい曲に聴こえてきました。

当然ですが曲自体は
確かに昨日聴いたものと変わるわけはないのですが
桑田さんの声質とメロディのノリ具合が
全く変わっていました。
最近CDを聴いても、グッとくることが減ってきているのですが
ウォークマンで手軽に聴いていることも
その一因なのかもしれません。

昔もウォークマンは持っていましたが
カセットは音質が落ちるし
音楽を聴くのはなんだかんだいって、ステレオで聴くのが主流でした。
それが現在はパソコンで簡単に読み込ませるし
音質の劣化だってそれほどない、
しかも家で音楽をちゃんと聴く時間より
パソコンをいじっている時間の方が長い、
ということでステレオで聴くことはほとんどなくなっています。

ステレオで聴くのは、どちらかというとライブに近い趣きがあり
ヘッドホンで聴くとイイ曲なのに
ステレオで聴くとそれほどでもなく感じてしまう曲は
ライブで聴いてもイマイチに感じることはよくあります。
ウォークマンで聴くのはそういった意味では
音楽そのものを聴くというより、むしろバーチャルな感覚に近いものがあります。

楽曲自体も配信とかダウンロードとかで
存在自体がとてつもなく軽いものになってしまっていて
使い捨てまではいかないけど
消費物にしか過ぎないものになってしまっています。
でも音楽ってもっと重厚的というか
神聖的なものではないでしょうか。
普段、何気なく聴いている大したことないと思っている曲でも
そこには様々な技術と工夫が散りばめられていて
それは携帯プレーヤーやラジカセなんかでは
決して感じることができないもので
CDに詰め込まれているポテンシャルを
最大限に引き出せていないんじゃないかって
今日聴いた後、感じました。

楽曲でいうと「EARLY IN THE MORNING~旅立ちの朝」は
めざましテレビのテーマソングになっている位で
メロディ自体も軽快なので爽やかな歌かと思ったら
朝からHしましょう、的なエロイ歌詞だったので驚きました。
「ガチンコ」とか絶対狙っているなぁって可笑しくなりました。
ドラマの主題歌にもなっている「銀河の星屑」は
桑田さん独特の世界観で
聴けば聴くほどいいなぁって感じる曲です。
17曲というボリューム感もうれしいし
でも「明日晴れるかな」「風の詩を聴かせて」「ダーリン」などの
シングル曲は外してあるから
すごいなぁ~と。

制作ドキュメンタリーのDVDが付いていて
そちらも見ましたが
昨年ガンの発見で休止があって
それもあって「死」みたいなことも語っていた部分もあったけど
現実的にそういうことからも目をそらしてはいけない
時期にきていることは間違いありません。
おそらく、サザンとしての活動は
次回の活動がラストのような感じがするし
ソロとしての今までのようなライブができるのも
あと10年位が限界かなぁって思います。

まだライブの予定は入ってきてないけど
そういった意味からも特別なライブになるような気がしてます。

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