これが私の生きる道

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aiko「LOVE LIKE POP Vol.16」

2013年12月06日 16時01分26秒 | 音楽
10月4日から延期になっていたNHKホール公演に行ってきました。
公演当日中止というのははじめてでびっくりしましたけど
結果的に、15周年ツアーの最終公演になってプレミア感も出たので、
個人的には良かったのかなぁと。
でも日程の都合で参加できなくなった方もいたし
MCで大阪の人が3列目の席を払い戻しした、って話があって
オークションなら5万円以上になったのに
偉いなぁって感心しました。

仕事帰りだったので渋谷から会場へ向かいましたが
NHKホールに近づくにつれて、「譲って下さい」ボードを持った人が結構いました。
あれでいつも思うことがあって、
彼女彼氏のペアで譲って下さい、っていう人がたまにいて
そもそも制限枚数2枚で、2枚譲る人も少ないだろうし
ましてやカップルに譲ってあげようなんて人は絶対いないと思うのは
心が狭い自分だけでしょうか。

開場18:00予定が20分ほど遅れで、開場待ちしていると
真後ろで大学生とおぼしき女の子2人が話していて
その1人の子が同級生の男子にお笑いライブに行こうと誘われたけど
そもそもお笑いにあまり興味ないし

席は3階席の後ろから数える方が早いような所でしたが
まぁそれは仕方ないとして
通路側だったのでスペースは確保できたんで
そんなに嫌じゃなかったです。

オープニングは過去のライブ映像がスクリーンに流れ
(多分POP 16.5でも流れていたもの)
それを見ているだけでもちょっとうるうるってきました。
1曲目は「あした」で、メジャーデビューシングルでもあるこの曲ですが
唯一自作の曲ではないんで
嫌いというか避けているような気がしていて
実際あまりライブでも歌っていなかった印象ですが
ここ数年は結構歌っているんでこっちの考えすぎなんでしょうか。

2曲目が「花火」だったんで年代順に進んでいくかと思ったら
特にそういうことでもなかったです。
「星電話」はこの公演だけの演奏だったみたいですね、
「秘密」の中では一番好きな曲なので良かったんですが
そのくせにサビになるまで何の曲か分からない体たらくぶりを発揮してしまいました。

「三国駅」は久々に聴いた印象ですが、
いつもせつない気分になります。
駅つながりで次が「ホーム」だったらもっと良かったかなぁって思います。
「Loveletter」は今回の各ツアーで演奏されていますが
どの公演のものも映像を含めてすごく良かったです。
シングルであそこまでロックな感じな曲は意外になかったんで
これからもライブで演奏される頻度が高くなりそうな曲です。
紅白では曲調からして「4月の雨」になりそうな気がしてます。

延期公演なんでWアンコールはあるとは思っていましたが
案の定あって「be master of life」で〆ました。
ここまでで22:40近くになっていて
間違いなく延長料金取られていますね。
ライブの様子やMCの内容は他の方が書かれているので
そちらにおまかせして(というかもうあまり憶えていない・・・)

はじめてaikoを知ったのが、当時付き合っていた彼女が
「カブトムシ」のCDをレンタルしてきて
それを勧めてきたのがきっかけで
そのときは正直、それほどいい曲とは思いませんでした。
その後に出たシングルが「桜の時」で
それはすぐに好きになって
すぐ後にアルバム「桜の木の下」が発売になって
そこで完全にハマりました。

すぐにファンクラブに入会して、LLP6、中野サンプラザ公演に行くことになって
MCの量の多さに衝撃を受けました。
それまで行っていたライブでは基本的にはアーティストの人が話して
それに拍手とか歓声を送る程度で
あんなにお客さんと会話をするっていうのが
ちょっと信じられませんでした。
話す内容もその時々のアドリブにならざるをえず
それで成立させてしまうっていう
頭の回転の早さに脱帽します。

今でもこっちが冷や冷やするような
どうしようもないことを話掛けるお客さんがいますよね、
あれをいなすのがすごいなぁって
反面うまくいなしちゃうから
懲りずに話掛けるKYが減らないのも問題なんですが、
まぁaikoがそれを許容しているんだから
こっちも受け止めなければならないでしょう。
でも散々話掛けて、いざ話を振られると
話せなくなるのだけは白けるから止めてほしいです。

aikoは様々なライブの基軸を作ってきたと思うんですが
例えばコール・アンド・レスポンスの
「男子、女子、そうでない人」は
Perfumeをはじめ、色々なアーティストに波及しましたし
LLAもフリーライブを定期的に行う人はあまりいません。
それと何と言ってもドSなセットリストですね、
シングルよりカップリングの方が多いのが普通という
のはaikoをおいて他にいません。

あとサポートメンバーをあんなに引き立てるアーティストも珍しいです。
メンバー紹介の「お題」も他の人がやったら
おそらく相当すべると思うんですね、
aikoのトーク力とチームワークがあるから成立しているわけで
そういう力も侮れません。
うちの職場の上司がこれとは真逆で
人のやる気をそぐようなことしか言わないしやらないし
爪の垢を煎じて飲ませてやりたいです。

aikoのライブに定期的に行っている人の
ほとんどの人がそういうaikoの人柄に惹かれているのだと思います。
少なくとも1年に1回は必ずライブをしてくれて
aikoの存在でこの10何年、
いかに生活に潤いを与えてもらったか
そんなことを15周年ライブが終わった今、感じます。
40歳を過ぎて今のような活動をしている女性アーティストっていうのが
実はほとんどいないので
(渡辺美里が少し近かったけどaikoほどの勢いがなくなっている)
そこらへんのパイオニアにもなってもらいたいです。

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