今日は「グットバイ」という舞台を観に行きました。
劇場のシアタートラムはあまり広くなく
結構簡単にいい席が取れるので
数えてみるとここ数年そうとうお世話になっています。
今日も平日の昼間ということもあり
最前列の通路側というかなりの良席で見ることができました。
客席は50~60歳位のご婦人がなぜか多かったです。
主役の段田安則さん目当てなんでしょうか、
20代の人は自分が見る限り、ほとんどいませんでした。
何ていうかこの年代の人の趣味って
悪趣味な勝手なイメージがあったので
今日来ていた方々には陳謝いたします。
あらすじ
大学で哲学とミステリー文学を教える黄村先生には、8人の愛人があった。
諸事情から愛人たちとの関係を清算しなければならなくなった先生は
助手の渡山の提案に乗り、ある計画をもくろむ。
そのために必要なのは「心身ともに健康で、かつ美人」の秘書だ。
先生のお眼鏡にかなって雇われたのは、
三舞理七という若い女だった。
理七の見た目と喋りのギャップに面食らいつつ
先生は理七の協力によって、計画を順調に進めていく。
そしてあと一歩というところまで来たかに見えたのだが。
太宰治の同名の未完の絶筆をモチーフにした脚本で
太宰といえば「人間失格」しか読んだことがなく
ものすごく暗~いものになるのかと想像していましたが
その意に反してコミカルな内容でした。
あらすじは鑑賞後に購入したパンフレットに書かれたものを転載しましたが
これだけ読むとひどい話に聞こえますけど
全然そんなことはありません。
あまり中身のことを上手く書けないんですが
夜に日傘を差すシーンがあって
そこは印象に残りました。
機能的なことからすれば夜に日傘って意味がないのですが
それが何かいいなぁって感じることが
何かのメタファーになっている気がしますけど
それが何かは分かりません。
あと愛人を説得しているシーンは直接劇中に出てこないのも
観客の想像に任せる所がいいと思いました。
舞台を楽しめたときって、全キャストが芝居達者で
安心して見ていられるっていうのが
実は大きいのかなぁって改めて思いました。
たま~に、セリフ噛まないかなぁ、とか見ているこっちが心配になるようなこともあって
そういうときはやっぱり満足感が低いことが多いです。
段田さんの舞台は何回か拝見していますが
テレビで見るドラマでのお芝居より数倍上手く見えます。
特に大声を上げているわけではないんですが
声がよく通ってセリフも聞きとりやすいです。
高橋克実さんは舞台に立っているだけで存在感があって
何か面白いこと言ってくれそうな期待感が勝手にします。
テレビだとそうでもありませんが
生で見ると相当カッコいいです。
柄本佑さんは柄本明さんの息子さんですが
こちらも存在感がありました。
二世芸能人というと仁科克基や多岐川 華子をはじめとして
ロクなのがいませんけど、
柄本さんのところは弟の時生さんを含めて好感度は高いです。
二世芸能人の余談になりますが
行列のできる法律相談所に出ている北村弁護士の娘が
タレントデビューしていてこの前はじめて見ましたけど
ルックスも何もそのオーラが全くない普通の女の子で
番組中では厳しいこと言っているくせに
自分の身内にはこんなに甘くなってしまうのかとかなり失望しました。
北村弁護士って元々テレビに出るのも渋々な感じだったのに
未だにあの人だけ行列にも出続けているし
味しめちゃったんですかね。
今回お目当ての蒼井優さんはやっぱりすごいです、
この年代では図抜けた演技力があると思います。
以前に「ガリレオ」にゲスト出演した時も感じましたけど
もはやドラマ向きのお芝居ではなくなっている気がします。
ここ数年はプライベートな報道でイメージが下がっているようですけど
ぜひ舞台でのお芝居を見てもらいたいですね、
そんなことどうでもよくなりますから。
まぁそのイメージのおかげでキャパの少ない劇場でも
いい席で見れるからこちらとしてはいいんですけどね。
これは今日に限ったことではありませんが
よくあんなにセリフを憶えられるなぁって感心します。
自分が舞台に出演することを想像すると
公演中は生きた心地がしないと思います。
コンサートなんかは来ているお客さんもほぼ100%その人のファンで
歌詞も間違えても逆に盛り上がってくれたりしますが
舞台ではそれこそ粗探しを目的としたような人もいるだろうし
みんながみんな自分のファンとは考えづらく
そういった点でも大変だと思うんで
余計に尊敬してしまいます。
劇場のシアタートラムはあまり広くなく
結構簡単にいい席が取れるので
数えてみるとここ数年そうとうお世話になっています。
今日も平日の昼間ということもあり
最前列の通路側というかなりの良席で見ることができました。
客席は50~60歳位のご婦人がなぜか多かったです。
主役の段田安則さん目当てなんでしょうか、
20代の人は自分が見る限り、ほとんどいませんでした。
何ていうかこの年代の人の趣味って
悪趣味な勝手なイメージがあったので
今日来ていた方々には陳謝いたします。
あらすじ
大学で哲学とミステリー文学を教える黄村先生には、8人の愛人があった。
諸事情から愛人たちとの関係を清算しなければならなくなった先生は
助手の渡山の提案に乗り、ある計画をもくろむ。
そのために必要なのは「心身ともに健康で、かつ美人」の秘書だ。
先生のお眼鏡にかなって雇われたのは、
三舞理七という若い女だった。
理七の見た目と喋りのギャップに面食らいつつ
先生は理七の協力によって、計画を順調に進めていく。
そしてあと一歩というところまで来たかに見えたのだが。
太宰治の同名の未完の絶筆をモチーフにした脚本で
太宰といえば「人間失格」しか読んだことがなく
ものすごく暗~いものになるのかと想像していましたが
その意に反してコミカルな内容でした。
あらすじは鑑賞後に購入したパンフレットに書かれたものを転載しましたが
これだけ読むとひどい話に聞こえますけど
全然そんなことはありません。
あまり中身のことを上手く書けないんですが
夜に日傘を差すシーンがあって
そこは印象に残りました。
機能的なことからすれば夜に日傘って意味がないのですが
それが何かいいなぁって感じることが
何かのメタファーになっている気がしますけど
それが何かは分かりません。
あと愛人を説得しているシーンは直接劇中に出てこないのも
観客の想像に任せる所がいいと思いました。
舞台を楽しめたときって、全キャストが芝居達者で
安心して見ていられるっていうのが
実は大きいのかなぁって改めて思いました。
たま~に、セリフ噛まないかなぁ、とか見ているこっちが心配になるようなこともあって
そういうときはやっぱり満足感が低いことが多いです。
段田さんの舞台は何回か拝見していますが
テレビで見るドラマでのお芝居より数倍上手く見えます。
特に大声を上げているわけではないんですが
声がよく通ってセリフも聞きとりやすいです。
高橋克実さんは舞台に立っているだけで存在感があって
何か面白いこと言ってくれそうな期待感が勝手にします。
テレビだとそうでもありませんが
生で見ると相当カッコいいです。
柄本佑さんは柄本明さんの息子さんですが
こちらも存在感がありました。
二世芸能人というと仁科克基や多岐川 華子をはじめとして
ロクなのがいませんけど、
柄本さんのところは弟の時生さんを含めて好感度は高いです。
二世芸能人の余談になりますが
行列のできる法律相談所に出ている北村弁護士の娘が
タレントデビューしていてこの前はじめて見ましたけど
ルックスも何もそのオーラが全くない普通の女の子で
番組中では厳しいこと言っているくせに
自分の身内にはこんなに甘くなってしまうのかとかなり失望しました。
北村弁護士って元々テレビに出るのも渋々な感じだったのに
未だにあの人だけ行列にも出続けているし
味しめちゃったんですかね。
今回お目当ての蒼井優さんはやっぱりすごいです、
この年代では図抜けた演技力があると思います。
以前に「ガリレオ」にゲスト出演した時も感じましたけど
もはやドラマ向きのお芝居ではなくなっている気がします。
ここ数年はプライベートな報道でイメージが下がっているようですけど
ぜひ舞台でのお芝居を見てもらいたいですね、
そんなことどうでもよくなりますから。
まぁそのイメージのおかげでキャパの少ない劇場でも
いい席で見れるからこちらとしてはいいんですけどね。
これは今日に限ったことではありませんが
よくあんなにセリフを憶えられるなぁって感心します。
自分が舞台に出演することを想像すると
公演中は生きた心地がしないと思います。
コンサートなんかは来ているお客さんもほぼ100%その人のファンで
歌詞も間違えても逆に盛り上がってくれたりしますが
舞台ではそれこそ粗探しを目的としたような人もいるだろうし
みんながみんな自分のファンとは考えづらく
そういった点でも大変だと思うんで
余計に尊敬してしまいます。