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ブレイクした方です。
この作品は元々8年位前に書いた作品なので
いつもの警察組織うんぬんは出てきません。
第2次世界大戦で戦禍に巻き込まれた一人の青年を軸とした話です。
自分の好きな心情描写が多いのですが、
いかんせん戦争の話なのであまり感情移入もできず
流し読みに近い箇所も多かったです。
横山さんは警察組織のいざこざを書いた小説が面白いですね。
先に紹介した「半落ち」は世間的には評判が高いですが
そこまでじゃないだろうと思うんですけどね。
それなら「動機」とか「第3の時効」のほうがいいですけどね…
総じてこの人は短編のほうが好きです。
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「第三の時効」は僕もやられました。
いやあ、おもしろかった。
「出口のない海」も僕は大泣きでしたよ。
涙腺が弱くなっているのか・・・
横山氏の作品でなければ読んでなかった位ですから。
やっぱりこの人は短編が好きです。