これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
読みやすさを心がけて書いています。
読んでみてください!!

七つの大罪

2011年02月03日 21時11分35秒 | 映画
「セブン」という映画が、「キル・ビル」「アメリ」と並んで
自分のベスト3の好きな映画で
七つの大罪に沿って連続殺人が行われる
それだけでも興味深いストーリーなのに
ラストでこれまた大どんでん返しが用意されているという
はじめて見たときは度肝を抜かれたものです。

普通どんでん返しがあったら
あぁそういうことなのかと腑に落ちて
そのまま終わるものなんですけど
「セブン」に関してはものすごく奥が深くて
自分ならどうするんだろうという葛藤が
その後も持続する稀な作品になっています。

冒頭でも説明した通り、
七つの大罪、
例えば「大食」だったら肥満の男に
食べ物をめちゃくちゃ食わせた後に殺すとか
それにちなんだ殺人を犯していきますが
この七つの大罪は「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」
「暴食」「色欲」になります。
キリスト教の用語で、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望
や感情で
たしかにこれらの感情がなくなれば
犯罪はもちろんのこと、楽に生きていけることでしょう。
せっかく七つもあるので
許せないランキングにしてみました。

7位:「色欲」
ロンドンハーツで「フルーツポンチ」の村上が
仕込みのアイドルに迫られてその気になるどっきりがあるけど
あれは同姓としてしょうがないと思う。
人間性とかそういう次元の問題でなく
男性ホルモンとか生殖本能に近いかと、
だいぶ男性寄りの意見ですが。

6位:「嫉妬」
「可愛さあまって憎さ百倍」とはよく言ったもので
「好き」の裏返しなんですよね。
でも好きなときは相手に喜んでもらいたい、幸せになってもらいたい
って思うのに、それが裏切られると
不幸になれって、しかも好きな気持ちが強ければ強いほど
比例して強くなるのは恐ろしいところですね。
「嫉妬」を抱くことはよくあるけど
「嫉妬」されているって感じることが
全然ないのはどうしてでしょうか。

5位:「暴食」
ここ数ヶ月で2kgも体重が増えてしまい
今減らしている最中です。
とはいっても食事量を減らさないで
スクワットとか筋肉を増量して
新陳代謝を良くする方法ですが。
最近自分が本当は何を食べたいのか
よく分からなくなってきています。

4位:「怠惰」
自分自身が出世できないとかお金が貰えないとか
その人だけの問題ですむのならいいのですが
周りの人に迷惑を掛けるような怠惰はいけません。
仕事でこういう人には様々会ってきましたけど
そういう人に限って、決してその仕事を辞めない
のが不思議なものです。

3位:「憤怒」
7つの大罪の中で自分が一番強い感情はこれだと思います。
パッと見は温厚そうに見られたりしますが
内面ではすぐにムカッとすることばかりです。
イライラとクヨクヨする人は
癌に罹りやすいというので気をつけていますが
中々難しいですね。

2位:「強欲」
「金が金を呼ぶ」のと同様に「欲は欲を呼ぶ」もので
最近の若者は欲が薄くなってきている、とよく言われますが
個人的にはいいことだと思っています。
これ以上、便利で楽な生活が続くと
動物としてダメになっていくんじゃないかなぁと。

1位:「傲慢」
傲慢な人って意外なほど多くて、
それだけで絶対いい人だとは思いませんが
社会的に評価されている人が多いのが
これまた納得いかないところで
上手くいかないところです。

日本人に向かないこと

2011年02月02日 21時19分06秒 | 思うこと
アジアカップで見事、日本が優勝して
去年は真剣勝負でないにしろアルゼンチンに勝つし
ザックJAPAN出来過ぎ、な感もあるけど
これでコンフェデ杯にも出場できるし
ワールドカップからのいい流れが持続しています。

思えばドイツワールドカップで惨敗し
中田、小野らのゴールデンエイジも次々と代表から退いて
あの時点では有望な選手がほとんど見当たらず
このまま日本サッカー界は間違いなく衰退していくかと
暗い気持ちでいました。
それが海外へ移籍して結果を残して
代表入りする選手が増えてきて
技術よりもタフさが数段上がった気がします。
中澤と闘莉男が欠場で危ぶまれた
DF陣も何とかなったし嬉しい誤算です。

サッカー日本代表の試合になると
必ずお目に掛かるスポーツバーでの生中継観戦ですが
今回も少ないながらニュースに登場していました。
しかしあれを見る度、ほのかな違和感を覚えてしまいます。
外人がサッカーやらアメフトで同じような応援をしていたら
何かいいなぁとむしろ好感さえもてるのですが
日本人の、特にオシャレっぽいサラリーマンが
バカ騒ぎしているとチャンネルを変えてしまいます。

自分が日本人だからかもしれませんが
そういう場面を見ても日常の延長戦上でしか見れないから
公共の場で何騒いでいるだよ、って直感的に感じるのかもしれません。
騒々しいさまはライブなんかとそう変わらないんだけど
あちらは完全に非日常の世界と認識できるので
逆に冷めた人がいると何で盛り上がらないんだ、
って思ったりします。

あと日本人がすると何かわざとらしい、って感覚もあります。
外国のサッカーチームなんかは地元のチームをそれこそ
街の象徴のように一体になって
それこそおじいちゃんもおばあちゃんも観戦にきていて
本当に好きな気持ちが伝わってくるけど
あのスポーツバーにいる人の大半は
代表が終わればJリーグなんか見に行かないし
テレビ中継ですら見ない人だろうなぁって、
一種の流行とかファッションに近い感覚で
みんなで盛り上がればいいやみたいな。

それと今映画祭とかで日本でも監督や出演者が
レッドカーペット歩くのをよく見ますが
あれもあまり似合うものではないですね。
確かにハリウッドスターが練り歩くのをみると華やかで
あれを夢見て俳優を目指す人もいるんだろうなぁって思いますが
日本の俳優さんだと何か照れくささみたいのが
見え隠れして、視聴者のこっちまで恥ずかしくなってきちゃうんですよね。

映画つながりでいえば、「日本アカデミー賞」も
見ていて恥ずかしくなります。
レコード大賞にも通ずる出来レースっぷり、
そもそも貰った本人達が本当に嬉しいんだか何だか
権威があるのかないのかも分からない微妙な位置付けに
むしろ選ばれない方がいいんじゃないかとさえ感じます。
だってトーク賞なんかで俳優さんを紹介するとき
「日本アカデミー主演男優賞を受賞」とかって聞いたことないもんな。

そして一番日本人に似合わないことと思うのが
レディーファーストです。
外人さんがそれをしてエスコートしているのは確かにさまになります。
でも例えば石田純一が車から降りるときに
エスコートするさまを想像してもらうと分かりやすいと思いますが
何かわざとらしいでしょう。
レディーファーストをする人って
結局それをしている自分を相手の女性に見せたい、
アピールしたい、っていう下心だけだと思うんですよ。

それを「この人は優しい人」だとか評価しがちだけど
そういう薄っぺらい優しさは
恋心が薄れていく度に消えていってしまいます。
実際、レディファーストをした方が楽なんだけど
でもそこに「よく見られたい」っていう計算を自覚してしまうから
あえてやらなかったりします。
総じてわざとらしかったり、底が浅そうなことは
同じ人種だけに目についてしまうようです。
わざとらしいことでも、それを茶化して
バカ真面目にやったりすると面白いんですけどね。

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