ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ミッション・インポッシブル!!

2015年10月28日 | 現代音楽

        「気楽にね~(Take easy!)」「ハ~イ (All right!)」

 

かつてテレサ・テンも録音したという、台湾ポップスの80%以上と映画の音声、サウンドトラックを手がける台湾屈指の名門スタジオ、『白金録音室(Platinum Studio)』でレコーディングちう。

 

ついに!New Albumに収録するCarolyn Yarnell 作曲"Love God"のヴォーカル・パートのレコーディングです

「アタシ、歌ヘタなんですぅ~・・」とアイドルばりの申告を正直にしてましたが、「No problem! なんでも直してあげるから 」と言われて、ちょっと楽しい気分でブースに入ったのだけど甘かった

ガラス越しに

ミキシング室のエンジニアがフリーズ してるのが見えて、ますます緊張してしまって・・

半泣き

「コレを編集するのか・・・」というエンジニア様達の動揺がヤザワにも伝わりました。いくらアイドルは歌がヘタとはいえ、やはり限度ってもんがあるよね。。。このスタジオ始まって以来の珍録音だったことでしょう。。

 

「Off course! You are not singer!」と励まされて何テイクか挑戦して録りましたが:「Mis.Yazawa.....Mission impossible...」とチーフ・エンジニアに呟かれました

 

「Oh, no, no, I’ll fix it! No problem!」とヤザワの甥くらいに見えるエンジニア君に笑いながら慰められました。やっぱ男は若いに限るよな~

「アホ。余計なことすんな。徹夜になるぞ」という目つきでチーフ・エンジニアがエンジニア男子を睨んだのを見逃さなかったゾ。

2010年のコンサートのために書き下ろした曲。当時も今も状況は変わってなくて・・・ってそりゃそうだアタシは歌手じゃないんだよ 

 

The great news is that I'm going to write the vocal part where the voice comes in, so you will sing too. It will be so Powerful for DRAMA - very exciting! 

ミッション・インポーッシブル

 

当時のブログ 新曲の進行具合

この暗く重い言葉を寝る間も惜しんで練習して録音してきました。リーディングは得意なようで、テイク1ですでにエンジニア様達は「ほぉ! さっきの歌とはまるで別人だな!」という態度になったのでした。リーディングはテイク2も録ったけど、両方ともそのまま使えるという出来で、スタジオの雰囲気がなんとか盛り返ったのでした

Much better than singing!

 

それにしてもキャロリンには苦労させられっぱなしさ   プログラム・ノートUp中!

 

思えば最初からカネのかかる曲ではあった    年始散財


ま・後々の役にはたってるか iMacヤザワ号始動!


今回の台湾はほぼツアー日程で、レクチャーコンサートとレコーディングと編集で1週間という過酷な日々で、行く2週間前くらいから4時間も寝れない日々のうえ、現地でも4時間寝れればマシというスケジュール。


帰ってきて2日経ちましたが、まだ目(視線)を動かすと目眩がする感じで消耗してます~

編集画面を見過ぎた眼精疲労もあるんでしょうね。目の奥が痛くて・・

太陽なんかとても見れない。泳ぎに行きたいけど諦めました。


今回のレクチャーは英語だったので、その原稿と「読み」の練習もあったから大変でした。英語なんてしばらく話してないから、ちょっとした単語の発音も自信がなくなっいて、いちいち調べて発音して顔の筋肉を英語用に整えていたのでした。

 

内容の3分の2は過去の講義からなので英訳にするだけなんだけど、3分の1は新しい内容を追加したので、まずは日本語で原稿を書いてから英訳。

90分用

英訳を自分でしてるうちに、日本語の原稿とは違うことを書いたりするんですね。やはり英語は英語で考えないと表現がヘン。完成した英訳文はチェックしてもらって、その直された原稿を読む練習をするわけです。講義で使う映像を編集してるうちに:「台湾のDVDシステムで再生できるのか」という基本的な問題に3日前に気がついて、貧血を起こしそうになりましたが、全てのリージョンコードに対応できるという返事をもらって、吐き気が収まったのでした。こんなに緊張したのは何年かぶり。ずいぶんたるんだ生活をしてたんだなーと我が身を振り返りましたよ。。。

 

ピアノの練習の他にデータも探したり・・HD5台に分散してるデータ

 

朝8時半のフライトで9時に台北に着いて(台湾は1時間遅い)、ランチを食べたらすぐスタジオに入ってレコーディング用のデータをトラックダウン。次の日の朝には新幹線に乗って台南に向かって、会場のピアノの調律チェック。午後3時にはレクチャーで、終了後は翌日の準備(練習とチェック)。

 

3、4日目はこんな感じで

テイクのチェック中

ラフ・ミックスまでは台南

 

4日目のラフ・ミックス終了後は新幹線に飛び乗って、台北に戻って、翌朝からはスタジオに缶詰。

台南のホテルがとてもステキでしたが、5時間も部屋にいませんでしたよ。。

アルマーニの部屋みたい

寝室に風呂っていいよね~

 

さてー

 

この続きがまだあるんですよー

 

今年一杯は忙しいのかなー

 

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ノスタルジックな巻頭文

2013年04月18日 | 現代音楽

先日、佐伯真魚さんの『マリー・アントワネット曲集』の楽譜を手に取って、池田理代子さんの巻頭文を見て思い出したました。

ヤザワも書いた巻頭文があるんです。CDなので購入しないと読めないし、池田理代子さんのように有名でもないヤザワが書いた文なので、そもそも販促効果を期待されて頼まれたものではないとは安心しつつも

ご紹介くらいはすべきでした。

このCDの発売時期の頃は何かと仕事が立て込んでたり、パソコンが壊れたりしていて、すっかり忘れていました。

これは決して忘れていたフリでもなく巻頭文からの抜粋を帯に使ったにも関わらず、帯(しか購入前は読まないのにさ)に『ピアニストー矢沢』と書かれていることへの腹いせでもありません

 

「ほー。巻頭文はヤザワトモコが書いて、帯はヤザワアキコさんて人が書いたんだー。そうなんだー」と、チクリと言う間もなく、発売と同時にヤザワへはお詫びが入っております。

 「いいのよー。ヤザワトモコなんてヤザワアキコさんて人ほど無名なんだしィ~」と軽く流せるほど、ヤザワもオトナになりました

 

コレコレ 松永加也子(ピアノ)『マイ・ソング』

 

巻頭文:

 

松永加也子さんの新作CD『My Song』 を聴きながら、私は彼女と出会った時の、ちょっとした興奮状態になった。

当時、加也子 さんは、武満徹が企画していたMusic Todayの舞台で、武満が日本に紹介する最先端の現代音楽を初演していた。時代はバブル。日本の先駆的芸術に多大な貢献をしていたセゾン劇場の、モノ トーンの舞台にスタイリッシュな照明が入った音楽会で、最先端の作品を演奏する加也子さんは私の憧れの存在だった。クロノス・カルテットなど、前衛でありながらもスタイリッシュな音楽が日本に入ってきた時期でもあり、音大生だった私は強烈にその洗礼を受けたのだった。

ほどなく私も現代音楽を専門に弾くピアニストとなった。加也子さんと同じコンサートにも出演するようになり、楽屋で顔を合わせるようになり、憧れの加也子さんと共演もするようになった。彼女に導かれるようにして私も自分の道を歩き出したのだった。

  現代音楽を専門に弾くピアニストは、普通のクラシックのピアニストとはだいぶ傾向が違う。よく知られた名曲を誰よりも上手く弾くということよりも、誰もまだ知らない面白い曲を見つけて世に紹介したりすることに宝探しのような喜びを感じるのだ。ピアニストでありながらキュレーターのようでもある。そのような感覚を持ったのも、武満の置き土産なのかもしれない。

 『My Song』では大御所に混じり、学生の曲もプログラムに取り上げられている。これがまた何とも面白く、加也子さんが宝探しを当てた!喜びが演奏にも溢れ出ていて、「やるわね!」と聴いてる私もワクワクしてくるのだ。根っから前衛を愛する彼女の伸びやかで躍動感溢れる演奏に刺激されて、私もまた無性に宝探し に出かけたくなるのだ。

 

矢沢朋子(やざわともこ) ピアニスト

 

***************************

 

丁寧に(やざわともこ)って、ふりがなまでふってあんじゃねーかと改めてムッとすることもなく・大変・素晴らしい演奏なので・もうよしとする。

是非・聞いてみて下さい

 

松永さんのCDのお手伝いをするのは、これで2枚目。

1枚目はコチラ   4世代音楽家 (お手伝い日記)

 

プロデュースとか企画って楽しくて割と好き

これが毎月、専業でアイデア20本とか出すことになったら地獄だろうけどさ。月2本くらいだったら楽しんでやれるかも。

 

ということで・自分自身の企画も計画中であります

 

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Memorial Service for William Duckworth

2012年09月21日 | 現代音楽

2007年のAbsolute-MIX Presents Electoro-Acoustic Musicの打ち上げ

左から:Tony Prabowo, Nora Farrell, William Ducworth

 

昨日、ノラからメールが着ました。

「んー?ひっさっしぶり~ん?ちょっと・・・このサブジェクトって・・

 

Memorial Service for William Duckworth

 

Dear Friends,

I trust by now the sad news of Bill Duckworth's passing has reached you. One of the things we failed to fully grasp about working in community these past fifteen years is just how big one's community can be, especially in times of crisis. And how frustrating it is not to be able to return each warm missive with an equally heartfelt response. So I hope you will help me break the silence by joining us at a memorial gathering for Bill.

Friday, 28 September 2012, 5-8pm
The South Loft at Westbeth
enter at 463 West St.
New York, NY 10014

 

If you wish to break the silence with a creative expression, bring what you need.

If you wish to express yourself through charity, please consider the Atlantic Center for the Arts [http://www.aca35.org/support-aca]. It's a very special place for us, filled with very special people. And they can use your help.

Thank you for the all kindness and support over these last 18 months. It meant a great deal to the both of us.

Nora Farrell


しばらく身体が震えました。

実は去年の3.11の時にも「大丈夫?」のひと言のメールも無く、私もバタバタしていたので、この2年近く音信が途絶えていたのでした。

 

検索してみれば   Strange Times: William Duckworth (1943-2012)


友人のカイル・ガンが追悼文を書いていたのでした そしてヤザワのNYの友人たちも続々とコメントを寄せているという。


去年の2月に膵臓がんを発症してから大学も退職して闘病してた?そんなバカな


ダックワースことビルは、ヤザワのコンサートに1番出席してくれた作曲家かもしれません。NYでの初めてのリサイタルから始まって、東京にも2003年と2007年のAbsolute-MIXにお呼びしました。実は、もうちょっと落ち着いたら沖縄にも呼びたいと思ってました。


そんなバカな


としかまだ実感が沸きません。ナニみんな追悼コメントなんかしてんだよ






Comments (4)
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仏蘭西幻想奇譚の評

2012年03月15日 | 現代音楽

ノーノ:「苦悩に満ちながらも晴朗な波 ...sofferte onde serene...」サウンド・システム図

 

2010年に東京でこの曲を弾いた時、スタッフはポリーニが95年にこの曲を東京で弾いた時のスタッフでした。

 

「このような配置にはしませんでしたよ」というアドヴァイスを受けて弾きました。

 

70年代の曲。30年も経って、エレクトロニクスの世界は日進月歩の進化を遂げたのでした。

 

それにしても沖縄で弾けるとは思ってもいなかったわー  いい所だ。やっぱり!

 

 

 

確定申告騒ぎで見逃していた3月6日の琉球新報に掲載されていたのを送ってもらいました。

 

2月18日 Absolute-MIX " Piano +" 第3回 仏蘭西幻想奇譚:がらまんのHPでもアップされてます! 矢沢朋子企画演奏会批評

 

あ~っ 写真の編集は分かんないな~~ 見えるかな? とりあえず 

 

 

 

 

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コンサート準備

2011年12月23日 | 現代音楽

ついに数式に強い横井一江お姉様の手もお借りしました。テンポ138の場合。

1月21日のコンサートで弾くスティーヴ・ライヒの『ピアノ・フェイズ』のクリックを作りました。

22日まで目一杯・働きましたよ~

 

健康だ・ワクチンだ・放射能だ・戦争だ・とブログを書いてる間中、昼間はこういうことをしていたという。

あまりに集中する仕事をしていると、全く関係ないことを考えたりしないと息抜きにならないのでね。

 

東京に居ても沖縄に居ても、やってることは一緒です。

 

ライヒの『ピアノ・フェイズ』はクリックさえ出来てしまえば、もう弾けたも同然なので頑張りました。

ということは・それほどクリックを作るのが大変だったということです。

なんとか年内の合わせに間に合って、いちお・アタマから最後まで通ったので安心して年を越せます。 

 

今回ピアノ・フェイズはピアノと箏で演奏します。

ペンタトニックで書かれたピアノ曲をペンタトニックの楽器と一緒に弾くという。なんとも不思議なトランス・ワールドが広がります。

 

初めて合わせた時:「眠っているわけではない・・・瞑想・・・というか・・この浮くような不思議な感覚は・・」と陶然としたのでした。

 

ピアノ2台で弾くと、いかにも「デジタル時代を予見」した作品。という感じで無機質なのですが、ピアノと琉球箏だと全く違う世界が出現しました。サウンド的には:『クリスタル・サイレンス』に近いと思いますよ

 

こういう作曲家自身も予期していなかった化学反応を起こさせるのが演奏家の使命だとも思っているので、コレはかなり成功したのではないかと、すでにワクワクしています!

 

箏とピアノのための新曲を提供して下さる近藤春恵さんの曲も、とてもステキ。

1月のコンサートは:Impressionism(印象派), Japonism(ジャポニズム)& Modernism(モダニズム)がテーマなので、このテーマに基づいた曲を提供して頂きました。

 

県芸で教練を取る近藤教授は忙しい中、曲は書くし、ライヒと自作を箏譜にはするしで(五線譜ではない漢字の邦楽の楽譜)研究室を片付けてるヒマもありませんっ

 

「キャーイヤー 写真・撮らないでぇ 汚いんだもんっ」と恥ずかしがる近藤さんに:「コレもコンサートのプロモーション活動なので・ご協力いただかないと」とか何とかゆって撮っちゃった。

 

カオスな研究室(笑:ゴメン)に広がる美しいサウンドとの対比がとてもシュールでした。

コンサート準備

 

 

本番は美しいシャンデリアが輝くがらまんホールですから。

当日はソムリエが来て美味しいワインやスパークリングが数種類用意されたり、お茶やお菓子、美味しそうなおつまみなども用意されます。

出演者は飲めませんし食べれませんけどネ 。お客さんだったらサイコーの企画です!

 

 

 

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変態の宴 (Absolute-MIX 2011 in Okinawa)

2011年09月15日 | 現代音楽

                                           ホンモノ~!!直筆~~~!!

 

サイン入ってるし!

 

打ち合わせに伺ったサトウユウ子さん家にさりげなく飾られてありました。

 

こんな感じで

 

こーゆー時に限ってカメラを持ってきてないし。ケータイで撮りました。しかも驚きすぎてユウ子さんも撮らず、ステキなしつらえのお家の中も撮り忘れたという。

 

10月15日にご一緒するジャズ・ピアニストのサトウユウ子さんは、スクリャービンとかシェーンベルク、現代音楽、ジスモンチがお好きで澁澤龍彦好き、マンガ好き、ゴダール好き、ご自身も絵を描かれるし、旦那は澁澤龍彦系のイケメン・アーティストであります。まだダンナは写真でしか拝見しておりませんが。

 

遊びに(飲みに)行ったジャズのライヴのお店で、沖縄の民謡を洒落た和声感でインプロするユウ子さんにすっかり痺れてスカウトしました(笑)。

後日、お家に伺って色々お話をしてたら・・

 

「ねえ。もしかして変態?」と聞かれたのでした。

 

「なんですって アタシは良識あるピアニストよ という顔になったらしい。

 

すると:「あ~ アタシも変態だから。分かるわかる」と言って澁澤龍彦の写真集を見せてくれたり、美味しいカシス・ジュースを出してくれたのでした。

 

美味しい ヘンタイの飲み物なのネ 

 

お互いピアノを弾きながらプログラムを考えたり、音楽とか美術や映画の話になると:「もうアタシとピッタリなんで こんな変態( ←ヤザワ)に沖縄で会えて嬉しい」と言われたのでした。

 

澁澤龍彦の写真集を見ながら:「萌えるよね。。。」とか呟いたら:「こんな変態でいい男はいませんよ」とユウ子さんも同意するのでした。

 

そんなアタシ達が繰り広げる Absolute-MIX 2011 in Okinawa

 

チラシが出来ました! Geisha Farm " what's New? " 

 

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Tomoko Yazawa - Etude No.6 / Gyorgy Ligeti

2011年09月12日 | 現代音楽

Tomoko Yazawa - Etude No.6 / György Ligeti

 

若さと美しさに輝くありし頃のヤザワをお楽しみいただけましたでしょうか。

 

久しぶりの投稿。半年ぶりくらい?編集の仕方は覚えてましたが、時間が経ち過ぎてリンクをしてたMySpaceやらFacebookには飛ばなくなっていたのでした。

リンクの編集こそ忘れていて 1歩進んで2歩下がる人生は若い頃から変わりませんっ

 

3年前の夏には腕を壊して、もう2度とリゲティなんか弾けないと思ってました。それより日常生活に戻れるのかすら分からないほど痛みにのたうちまわっていました。もう今後はサティ弾きになるしかないと本気で思いましたよ。。

 

それこそサティからリハビリを始め、ショパンなどのロマン派、スクリャービン、ノーノやミュライユも弾けるまでには治ってきていたとはいえ、読譜は簡単でも同じ筋を酷使するミニマルや、深層筋肉を酷使するポリフォニーの曲はまだ深層筋が痛くて無理でした。

 

今年に入ってからも、まだリゲティとか平石さんの長大なミニマルは無理。もう卒業なんだわ。。 芸風(プログラム、ですね)を変えなくちゃ。。。

 

と思っていたのが、引っ越しだ手続きだでピアノをサボる日々が続き、南国に来てみれば暑さで血管が広がったようで血流が良くなり、1週間ほど前に無性にリゲティが弾きたくなって、おそるおそる弾いてみたら・・

 

痛くない 弾ける 

 

ということになっていたのでした。南国に来ると高血圧が治るとかゆうもんね。

 

3年間、徐々に良くなってきたとはいえ、本当に苦しみました。こんなことなら、もっと早くに沖縄に来るんでした。だいたい肩がこらないんですよ!

 

楽器(Steinwayを潮風の吹く沖縄に運ぶんですか。。と調律師さんに呆然とされました)と犬猫には申し訳なかったかもしれませんが、ここでやり直せるような気がしてきました(リゲティのエチュード:笑)。

 

私は小児ぜんそくも海で治ったので、海の近くにいれば私は大丈夫!という思いが強くて、休暇といえば海に出かけていたようなところもあります。

 

毎日ノエルの被毛チェックをしてダニを取り、床や壁を歩いてるダニを見つけるとセロテープにくっつけて取るのが日課になりました。

 

近所のわんこで:「ん?ダルメシアン・ミックス?」と思うと、血を吸って1cm以上になったホクロのように巨大化したダニが水玉状に付いてるコもいます。。小型室内犬だよ? 

それこそ「黄金虫が壁にいる」と思ったらダニだった。という世界ですよ。。

 

こんなにダニとノミの多い所に連れてきてしまって悪かったなー。という気にもなる分、あぐーとかちょっと美味しいお肉も食べさせて可愛がっていこうと思います。

 

そして私は10月15日にリゲティのエチュードの6番を弾いてみることにしました。

 

まだ無理は禁物ですから、今回リゲティはこの1曲だけ。でもまた弾けるようになって嬉しいです。

 

 

 

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Cool Japanese!

2011年03月05日 | 現代音楽

Generation X からの続き。

この企画の下地は1999年からNYで始めたPianist in a multi-media performance / Tomoko Yazawa というコンサートで、それが発展したもの。これがさらに発展してAbsolute-MIXの企画になっていったのでした。

ウィキで見ると:Generation Xとは1960~1974生まれのアメリカ人。とありますが、1999当時、この世代の美術のアーティストが盛んにコンピュータを使った作品を発表していて、ブルックリンのPS1でのコンピュータ・アートの展覧会のタイトルかサブ・タイトルがこのGeneration Xだったのでした。とても話題になった展覧会です。

 

この展覧会以来、NYの友人は私に「TomokoはGeneration Xだから・・」とよく言うようになったのでした。98にNYに住んだ時、ソニーの初Vaioを持って行ったのですが、当時そのあまりの小ささにNYの友人が:「ハイテク・ジャパニーズ 」と驚き、何かステレオの配線が分からない、とかあると「High Tech Tomo-chan!」(笑)と頼まれるのですが、私自身は別にコンピュータに強いわけでもなく、そもそもハイテクとは手動でしていたことがオートマティックになることだったりもするので、こんなアナログなことは全然出来ないのだ!と反論したものです。

何気に:「クーラーが効きすぎて寒い。27度にして?」とNYで言うと:Oh....High Tech Japanese....We don't have such a high technology air conditioner....と別の惑星から来た生物を見るような目で私を見るのでした。

あんだここはここがNYなのかこれじゃパプア・ニューギニアとたいして変わらないな(← 行ったことないけど:笑)

というのが99の私のNYの印象でした。フィリップ・グラスがBAMで莫大な予算をもらって3Dシアターを制作していましたが、それは特例で、ドイツにおけるシュトックハウゼンのような立場だったのです。

 

大先輩の高橋悠治氏の功績により、現代音楽を弾く日本人ピアニストは:「日本人が西洋音楽を弾く意味は?」とネオ・ナチのように意地悪なジャーナリストに質問されることもなく、頭脳明晰でどんな難曲でも弾きこなすと思われています。そしてハイテク・ジャパニーズ、クール・ジャパンというイメージと重ね合わされ、「機械にめちゃくちゃ強い」とも思われています。

アメリカだってハイテクの本場だろ? と思うのですが、イメージとはそんなもの。ともあれ初代Cool Japaneseの大先輩が切り開いた土壌で勝負させていただくのですから、最先端でなくちゃね!と外国で弾く度に思わされました。

 

このGeneration Xでは:音楽は映像の伴奏ではなく、比率として5分5分。ストーリーがある映像ではないので、音楽も旋律を耳で追うようなものでなく、両方で作品としての世界になっています。「これはvisual music と呼ぼう」とジャンル分けがお好きな評論家に新たなジャンルを命名していただきました(笑:名付け親 → 佐野光司氏)

 

Tomoko Yazawa - Children's Bells - / Richard Tsang

 

なんかもーちょっと凝った編集もしたくなってきたなー

来週につづく!です

 

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Tomoko Yazawa - grind - / David Lang

2011年03月04日 | 現代音楽

2001香港シティ・フェスティヴァルで3日間公演した" Generation X" から

 

Tomoko Yazawa - grind - / David Lang

 

同じ時期にレディオヘッドは" Kid A"というシニカルなタイトルの初エレクトロニカ・アルバムを発表していたのでした。

やられた。向こうが1枚上手だったわね さすがレディへ。イギリス人だけのことはある。

タイトルどおりアコースティック・ピアノでカヴァーしたけどサ(笑)

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Far away from here

2011年03月03日 | 現代音楽

本日のビデオ

Tomoko Yazawa -Far away from here - H.Hiraishi / T.Yazawa

 

 

『薔薇の名前』 :上巻の真ん中くらいまできました。「こりゃリゲティのエチュードを譜読みするようなものね 」と思った序章から持ち前のコツコツとした気質で世界史を参照したりウィキを見ながら読み進んで参りましたよ。

文体に慣れてきてからは、引用や知的な喩えもなんのその!楽しんで読めてます。ここからは早そう~

現代曲でもそうですが、「とても弾けそうにないわ 」と思う難しい曲でも過去のクラシックの作品から何かしら影響を受けているので、似た曲を見つけてそれを練習すると現代曲を弾けるテクニックに繋がったりします。また、その「似た曲を見つける」ということがアナリーゼでもあるので曲への理解が深まるのですよ。現代の作曲家が過去の作品のどの部分に影響を受けたのか、どういう点が時代を超えて受け継がれるのか、ということが分かり過去のクラシック作品へのアプローチも新たな発見があるのです。

一挙両得

時間はかかるけど、自分の深い知識と技術にするにはこれが一番近道なのです。

なんとなく編集もできるようになったので、しばらくは短めの曲のアップにして読み切ってしまいます。

 

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ファイヤーッ \(◎▽◎)/

2011年03月02日 | 現代音楽

まだまだ寒いというのに気分は春です

家では2年前まで現役だったオスカルがアガタを追い回し、もみ合いになって綿毛が落ちてたり引き抜かれたような毛が散ってます

アガタも去年の10月に現役引退したばかりなので、まだお誘いがかかるんですね

 

ヤザワといえば:ここ何日もタマネギの皮を剥くサルのように動画編集をしています。画像にトランジションを挿入したりする余裕も出てきました。

そーっれっ! 本日はこちらのホームビデオの『ファイアー

 

Tomoko Yazawa - Fire - / H.Hiraishi / T.Yazawa

 

隠し撮りみたいですが、この時はプロジェクトで予算を使い切ってしまって記録の予算までなかったんですね。

友人のホームビデオでの録画です。文化会館はデカかった!

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あのころヤザワは・・・

2011年02月28日 | 現代音楽

若く(それなりに)美しかった。

毎日8~10時間は練習して、1時間はエクササイズをしていた。

舞台に立つ自分そのものが作品であり音楽であるべきだと思っていた。

今は・・・目を閉じてヤザワの音楽だけに浸ってほすぃと(少し)思いはじめている。

 

Tomoko Yazawa - CARNY - part.1 / John Zorn

 

当時から譜めくりは作品の1つであるヤザワを引き立てる美男子。

ヤザワは未だ引退していないというのに、譜めくりはもう何代か変わったのでした。。。

 

Tomoko Yazawa - CARNY - part.2 / John Zorn

 これが頭突き奏法だ!鼻が高いヒトには弾けない曲だ!

そのうち『尻弾き』も披露しますネ

 

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Serious=Japanese,EGOISTライナーUp!

2011年01月18日 | 現代音楽

ヤフオクの合間に準備してた(逆ですよ:笑)プログラムノートをアップしました!

  こちらでごわす → Whta's New?    最近マスターしたPDFをフル活用!



原稿は録音時のコンサートのために書かれた原稿を打ち込みました。

打ち込んでいるうちに作曲家の没年とかをアップデートして校正しようかと思いましたが、やめました。

 

例えば:88年にメシアンを弾いてる時には、まだメシアンは存命中でした。そして93年のプログラムノートでは没年が記載されています。その他、プログラムノートの後に旧帝国大の教授になられた作曲家のセンセー(ダチがエラくなってさ:笑)もいらっしゃいます。プロフィールもアップデートしていません。

 

こういう記述が:私が弾いてきた曲の『現代性』を表していると思い、何も手を加えたり書き直しを頼んだりしないことに決めました。

 

今読み返すと、解説も:「当時はこのように考えられていた」という内容で懐古的でもあり、私が書いたワケでもないのでこのままアップさせて?と了承を得ました。

 

「きゃ~ 懐かしい~ 恥ずかしい~」( ← 柴辻純子氏)

「・・・・・・・・」( ←佐野光司氏:「許可出来ない場合に限り返信下さい:ヤザワより」)

 

そうそうたる方たちが情報社会化以前に集成して下さった解説です。打ち込みも大変でした ヤフオクについ走るわけさ。

 

そもそもこのような難しい解説は:一般のお客さん向きというより、史料ということを念頭に置いて書かれた面もあるので改訂すべきではないのです。

そして:この分野の後進の方たちが、手軽にウィキとかタダの文献を拾って張り合わせただけで自分の文章として発表することの危険さを先輩として教えて差し上げたい

没年も知らずに拾って使ったら単位落とすよ?

学問とは「定説を疑うこと」から始まるのです。

 

トリスタン・ミュライユも91年のプログラムノートには:『新ロマン主義』と書かれてました(筆者明瞭:笑)。こちらの録音はリリースしていないので、この解説もお蔵入りのままではありますが、いずれ「お蔵出し」したいと思っています。

 

これも別に意地悪とか面白がってやってるワケではなく(ちょっとはアルけど:笑)、当時の現代音楽界の様子が分かる文献だと思っているからです。

このように日本で考える学者がいるのも無理はない状況で、当時はアメリカのジョージ・クラムを代表する『新ロマン主義』が脚光を浴びていたこと。フランスの楽壇ではスペクトル楽派はブーレーズに嫌われていて、あまり大きな作品を発表する機会に恵まれていなかったため、その存在と知名度が日本では低かったという背景もあります。当時のフランス楽壇で活躍していた人は:ジルベール・アミのようなブーレーズの亜流が主体だったと思います。

 

情報社会とはいっても、発信される情報というのは必ず誰かの「意見」「利権」に色付けられてから発信されるものですから、真実は時間が経たないと分からないところがあるのです。そこを現在の時点で見分けるのが学者の使命だと思うのですが。

 

そういう点でもとてもよく書けているプログラムノートだと思います。

 

むづかしー けど読んでみてネ

 

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入野賞30周年

2010年11月13日 | 現代音楽

入野賞30周年記念演奏会(11月3日東京オペラシティ)に行ってました~~

 

猫のトライアルに向けて棚を作ったり掃除をしたりetc,

で書きそびれてましたが、行ってたんですよ!

 

終演後のパーティーで、この日の演奏会のために来日していた作曲家たちとお話したり、帰国後メールをくれたりして、まだ3日の演奏会の余韻が残ってます。

桐朋創設のお一人であられた入野義朗先生はヤザワが高校で入学した時には他界されていたのでした。令夫人の禮子先生(も作曲専攻。高橋悠治氏と同級生)が入野義朗を記念して:『過去の集大成よりも、現状への変革と未来への可能性、方向性を重視する理念で設けられた国際作曲賞』が入野賞です。

 

過去の受賞者の音楽も、毎日音楽コンクール(こちらは音大生の登竜門というところでしょうか。作曲技術、技巧を競うという感じ)とは別味の作風が多く、コンセプチュアルな曲が多かったような気がします。毎コンでは絶対、選ばれないような音数の少ない曲とか(笑)

 

コンクールとか賞にもコンセプトというものがあり、「どういう人材を輩出していくか」という方向性があります。音楽界という産業の人事というかプレ・就職というものがコンクールなので、その結果は:能力がある/ないというより、適材適所、という程度に考えるべきなのでしょう。もちろん「ある一定のレベル以上」での話で。

 

国際作曲賞:入野賞は、演奏会のため来日した作曲家はどの国からであれ、英語でスピーチをしなくてはなりません。(ということは演奏会当日に知ったかも?笑)

会場では審査員で作曲家の湯浅譲二先生がインタビューと通訳をされてましたが、お客さんのほとんどは通訳も必要ない感じで冗談には笑ったりしていたのでした。終演後のパーティーの司会(作曲家の田中聡さん)も英語だったしね。

 

さすが文化の日。 にふさわしいグローバルな雰囲気の中での演奏会は、これまた素晴らしいものでした。

 

第30回入野賞に選ばれたジョヴァンニ・エンリコ・ロー・クルト(イタリア/1980ー)の作品は、展示されていた楽譜をざっと見ただけでは想像もつかなかった繊細で透明感のある響きのステキな曲でした。審査員がいかに丁寧に楽譜を読んで、入野賞の30回目を飾るににふさわしい曲を選んだかという結果です。聞いた後、気分が爽やかになりました。

三枝成彰さんが審査員だったら:「こんな爽やかな曲は現代音楽じゃない!現代音楽であるわけがない!」とかゆって選ばなかったかも。笑:(氏は「現代音楽とは調整のない、暗い、陰気な音楽のことです」とTVで語っておられました。毎コン受賞者の言葉。それが毎コン作曲部門の方向性なのか??)

まー確かに『暗い・陰気・調整がない』音楽も現代音楽には多いですが、能天気な音楽ばかりでなくてもいいではないですか。そんな小説とか絵とかも世の中、いっぱいあることですし。音楽だけバカみたく明るい必要は全くない。という意見も支持はします。普及活動もしてますし(笑)

 

話は入野賞に戻って・・

 

その爽やかな受賞作の他、私は第28回の受賞者、フィンランドのトミ・ライサネンのリコーダーとギターの曲が最高だと思いました!コレもまた全然、暗くなく、陰気でもないんですよ!(笑)調整はなかったけど、もうサイコー!! 本人も来日していたので、パーティでもお話しました。ピアノ曲もあるらしい

 

どの曲の演奏も素晴らしく、エネルギーをいただきました。音楽って、作品(曲)もあるけれど、演奏する人のエネルギーをもらうために聴くんでしょうね。

 

30年この私設の賞を運営されてきた令夫人の禮子先生は、noblesse oblige『高貴な地位ある人の義務』を実践しているという意識もなく、本当にナチュラルに楽しんでいるご様子です。もちろん運営にはアタマの痛いこともいっぱいあるわけですが、それでも隠居の未亡人のような人生は歩まれないんですね。これぞノーブル!

 

毎年、受賞者を出すということは、ものすごくお金のかかることなわけです。それこそシャネルを着たり宝石を買ったり豪遊もできる代わりに、『現状への変革と未来への可能性、方向性』のある若者を世の中に紹介することをライフワークにしていらっしゃいます。人と人を結び、音楽界の発展のために尽力する人生。色んな所へ行き、人と出会う刺激も、縁も、目的が崇高だから続くし、だから楽しいのでしょう。イキイキとしていらっしゃいます。

 

シャネルがかつて宝石をジャラジャラとつけた富豪夫人に:「あなたのような人(誰でも知ってる大金持ち)なら、ニセモノの宝石でもいいではないですか?」と言ったそうです。

 

高貴な生まれでなくても(笑)、見習いたい。人生の指針となります。

 

入野賞の40周年、50周年も!続けて下さい!

 

30周年、おめでとうございました

 

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本日解禁!『エゴイスト』

2010年11月10日 | 現代音楽

うぃ あ~ ザ・ワ~ルド~~

うぃ あ~ ザ・エゴイスト~~~




ミュライユやメシアンのような人格者にこのアルバム名はどうよ


という一抹の罪悪感はありましたが(笑)、「みなさんに合わせました」という日本文化を理解してくださるお二方なので、このままGo!


自分の信じる道をどんな障害をも乗り越えて突き進む。というアーティストの鏡のような方たちの作品集でありんす。営利活動でない、これぞ芸術至上主義!

 

これを聞け!少しはアタマを使え!自分で物事を考えろ!漫然と暮らしてるんじゃねえ!

みたいな気迫がビシビシと伝わってきます!

 

先週の『シリアス・ジャパニーズ』の解禁日、3日に藤枝氏とお会いしました。

「『まじめな日本人』 バカにしやがって 」とワインをゴチになりました

 

英語でいうところのSerious Music (アカデミックな現代音楽/非商業音楽)の邦人作曲家作品集なので:

Serious Japanese Music というタイトルにするか、Serious Japanese Composers にしようか・・・

とか考えてるうちに:Serious Japanese になったのでした。一服の「笑い」の清涼感があって気に入ってます

このSerious Japanese のジャケット・デザインは99年のNYと東京でのリサイタルのポスト・カードの転用なんです。

当時NYに住んでいたヤザワに、清水俊彦先生からお手紙をいただき、その宛名をスキャンしたのが Tomoko Yazawaの書体です。もっと長生きしていただいて演奏を聴いていただきたかった。という思いもあって、今回、復活させました。

happy = sad なんかの単語は、当時NYで通っていた英語学校の教科書の宿題です(笑)

 

98年にNYに行った時には仏語しかできなくて、3ヶ月近く週2(3回だったかな?)で学校に通ったのでした。

大学で仏語を第1外国語に選択して以来、英語をほとんど勉強していなかったので、聞き取ることも話すことも中学レベル以下だったと思います。かろうじて読み書きが出来るという状態でのアメリカ大陸上陸でした(笑)。若くもないのに無謀なところは変わりませんっ

 

『エゴイスト』のジャケも、2000年のNYでのリサイタルのチラシ、カードのデザインの転用です。模様は:当時日本で流行っていた「動物占い」でヤザワはチータだったので、チータがモチーフです(笑)。録音も新旧で旧の割合が9割なので、ちょっとノスタルジックな気分を表しました。ミニマル・アートもこの頃、全盛でしたよね。

 

ということで

 

これを聞け!少しはアタマを使え!自分で物事を考えろ!漫然と暮らしてるんじゃねえ!

 

ヨロシクです!!

 

 

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