ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

配信のお知らせ

2010年10月06日 | 現代音楽

終わったーーーーーー!!!!!


丸2ヶ月に及ぶ制作を9月28日に終え、2日ほどはレトルトを食べて昼夜なく眠り、湯~とぴあで韓国アカスリとマッサージを受け、色んなお風呂に入って精のつくツマミ(笑)を食べて復活してたのでした。

ここの素晴らしいところは、ヘンに「スパ」な食事メニューじゃないところだと思う。

荻窪駅より徒歩1分! 湯~とぴあ

回し者のようですが(笑)「も~へとへとだー・・」という時にはここに駆け込むことにしています。

お風呂に入ってサウナやスチームで(自分を)蒸して、ふやけたところでアカスリやマッサージをしてもらって、軽くお風呂で温まってからビール!のお供に馬刺やもつ煮なんかを食べたら、コンピュータの見過ぎで眼の奥が痛かったのが、すーっと取れていきました。
ここは眼精疲労特化のマッサージがあるんですよ!

たまっていた雑用を済ませ、ようやく出回りだした秋物もCheck!

猫トイレと砂も買って猫のお見合いにも備えたことなので、これで2、3日旅行にでも行ってこよう~と思っても、やはりリリースまでは色々と確認ごとも多く、東京でうだうだする日々。


情報公開日がまだ設定されていないんですが、実はリリースまで1ヶ月を切りました!

検索してもまだナニも出て来ませんが(笑)

 11月3日:矢沢朋子配信限定アルバム 第1弾!
11月10日:矢沢朋子配信限定アルバム 第2弾!

iTune Music Store, Napster, mora 他、レコ直、smart phoneでも配信になります。

今回はCDでの発売ではなく、配信オンリーでのリリースです。

現物がないのでサイン会もないですが、Geisha FarmのHPでライナーとジャケ(はあるんですよ!)は無償でダウンロードできるようにしてアップしようと思っています。ジャケもオシャレなんですよ!2cm正方形のアルバム画像のため(web用)だけではもったいないので、CDサイズでダウンロードできるようにリサイズしてもらいますね。

第1弾のほうは:日本人の作曲家のピアノ曲で構成しています。私のこれまでのコンサートの録音からのものがほとんどで、初演のものもあります。

第2弾は:日本人の作曲家は1人も入ってなくて(笑)、やはりライヴ録音がメインです。「この録音が初演」というものがやはりあります。

1つの曲だけでも色んなところで弾いた録音があるのですが、その中から自分が納得した演奏を選びました。作曲家じゃなくてね(笑)


コンサートとレコーディングというのは目的が全く違うので、弾き方も全然違うものなのです。


コンサートでは『一期一会の出会い』と思って、いらしていただいた方に伝わるように弾く、その場の空気を変える、何か感じてもらいたい。と「気」を込めて弾いてるものです。私に限らず演奏家は誰でもそうだと思う。

対してレコーディングというのは、『繰り返して聴かれる』(と良いですね:願)ものなので、一歩引いて冷静に弾いてることが多いんです。「ノリ」より安定して聴けるように弾くというか。ミスタッチもしないように安全運転で弾き、さらにミスは編集して完璧に近く仕上げます。何回も聴くものが、毎回ミスタッチをしてるというのはよろしくないですからね。。

だいぶ前から葛藤していることではあるのですが、「完璧にミスタッチ無し!」で弾くことで失われるものと(勢いとかノリとか)、得ることの価値は、誰が決めるのか?ということを考えています。

新作はミディ・ピアノのデモを添えていただくことも多いわけです。もちろんコンピュータで入力したものなので完璧です。

そういうものと肩を並べるというか、同じ価値観でもって人間が挑む必要があるのか?それならナゼ、私が弾くのか?聴く人は音楽に何を求めて聴くのか?

ということを考えて、今の時点での結論を出したアルバムです。

ほんとに「うーん・・こっちのが全然ミスタッチないけど、ノリが今イチだわ」とか、悩んで悩んで(笑)。同業のピアニストが聴いたら『なんでこんなデッドな録音を?』と不思議がるだろうと思いつつ、リバーブをあえてかけなかったり。巷にある「それらしいレコーディング(CD)」は目指しませんでした。

これがヤザワよ

リリース情報公開されたら、ライナーもアップしますね。

まだもうちょっとプログラムはヒミツ。

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3 Comments

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楽しみです (arakin@aeromechanic)
2010-10-07 12:24:02
こんにちわ
矢沢さんの選曲した日本作曲家作品には興味わきます 平石博一 藤枝守 権代敦彦 田中カレン (敬省略) これまで取り上げられた作曲家作品はこういった方々でしょうか
どうなんだろ 美しいメロディーの作品なら 近藤譲の「視角リズム法」とか佐藤聡明の「曲がった時間の鳥」とか武満徹は「カトレーン」とか が弾かれたら はっとしますね 古い選曲ですみません(笑)
外国 なんとなくカーデューがありそうな気がします 「クロッピーボーイ」 あの曲とビクトル・ハラ/キラバジュン/ジェフスキーの「不屈の民」 をコラージュして マイケル・ナイマンの最初期作品「1-100」とか 僕がプロデュースするなら こんな感じかな チリでハラを撲殺した当時軍事政権は 後に処刑されたとはいえ やはり政治はそんなに変わらないでしょう
クセナキスの顔を潰したギリシャは今最悪の政治経済という
日本はこれからどこにゆくのか
ただ 音楽に政治思想は必要ない
やはり夢の記憶の回廊、音の映像であるべきでしょうね

朋子さんの作品が楽しみです。
ではまた♪
返信する
アルバムについて (sa)
2010-10-07 12:48:43
はじめましてー。アルバム楽しみしてます、いちファンです。
何点かお聞きしたいのですがitunes storeやnapsterなどで配信発売ということですが、音源はやはりmp3やaacの圧縮音源のみなのでしょうか?linn recordsが近年やっている192や88.2khz24bitのスタジオマスター、CD同等のクオリティのwav,aiff音源の配信もありますか?
よろしくお願いいたします。
返信する
どうもー♪ (ヤザワ)
2010-10-07 16:19:12
>音楽に政治思想は必要ない

聴く側にとってはそうです。
作り手としても、政治や経済とは違うアプローチのもので、人間を覚醒させたり癒すものでなくてはいけないと思っています。
思想が全面に出ている音楽というのは未熟だと思いますね。演奏家で言えばテクニックが全面に出てる演奏というのも未熟だし。精進あるのみ。

ショパンの『革命エチュード』なんて素晴らしいですよね。猛々しい気分になったり(笑)勇気が沸く。こういうもっと深層心理に働きかけるものが芸術の使命なのではないかと思うんですよー


>音源はmp3やaac?
>192や88.2khz24bit、
>wav,aiff音源の配信もありますか?

まだ高音質配信には踏み出しませんが、仰るとおり時間の問題ではあります。96khzという配信もあるんですが、聴き手の環境というものもあります。

作り手としてはスタジオ・マスターのまま流せれば、作業が1つ減るわけですが(笑)。

CDが売れなくなったとはいえ、日本はまだ売れている国なんです。CDパッケージとしての音楽が「商品」として認知されているので、Geisha Farmとしてもジャケやライナーをダウンロードして、ご自分でCDパッケージにできるような「宅プレス・キット」は簡易準備するつもりです。

テレビがデジタルになり、ステレオ・システムもそうなってきた時のことを考えて、「商品」のあり方を考えています。
そう遠くないうちに高音質配信も始めると思いますよ。
返信する

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