ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

感受性が豊かで・・

2005年05月24日 | 文化・芸術
今日は・・といってももう昨日のことなんだけど、待ち時間の多い1日だったので、新聞と本を持って外出。本は前から読もうと思って買ってあった町田康の「テースト・オブ・苦虫」。←も~ 面白すぎ。この人がYomiuri Weeklyに連載してるのを読んで以来、買わなくてもそのページだけ立ち読んでるの。あんまり面白い話だと、特集がつまんなくても買って、本になるまで保存してるという。

静かに読んでるなんて不可能。もう人目も気にせず笑ってしまって。けっこう豪快。本を持ってるから「アブないヒト」とは思われなかったとは思うんだけど。

なんか男が書いてる文章に入り込んで読んで笑ってるから、笑い方も男っぽくなってた気がする。いかんな。しかし、すごく共感してしまえるの。歌ってるとこ見たことないんだけど、パンク・ロッカーなんだって?

パンクかー・・日本でそんなもんやってるヤツがいたんだー・・って感じなんだけど、メジャーな分野なのけ?なーんてコンテンポラリー(現代音楽、とかゆうより響きがいいので)なんざやってる私になんか聞かれたかねーだろーけど。

ああっ だめっ 1冊熟読してしまったら、なんだかヘンだわっ

町田さんによると、今のパンクのほとんどは爽やかな青春パンクになってしまった・・そうだけど、本来は真の因果者だけが聴いたり演奏したりするものだったんだそうだ。ん~・・なんか「パンク」ってとこを「現代音楽」に置き換えてもいいような話しに思えるのは気のせいか?

というように「うんうん・・だはははははは」とか笑ってたわけだ。新聞は日経。後ろは渡辺淳一のエロ系連載。これは「ほほーぅ オヤジとはこういう場面でこういう風にオンナに言ってもらいたいわけだー」という男のためのハーレクイン・ロマンスみたいな感じ。こんな女、いね~って!とか思いつつも、ちょっと頭に留めておくとイイことがあるのかも。さすが日経。ためになるわねっ

夜は銀座近くの高層マンションに最近引っ越した同級生から「スタンウェイを買ったの。見に来て?28階だから眺めもいいのよ。今日はダンナもいないから羽を伸ばしたいの」というお誘い。なんだか頭がオヤジになりかかってた私は意味なくバクバクしたけど、プチ・マンハッタンみたいな風景を見ながらピアノを弾いてるうちに感性が戻ってきました。雑誌とかで見てたマンションだけど、ああいう風景を見てると弾き方も弾きたい曲もだいぶ影響されそう。ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーとか夕暮れに弾きたくなる感じ。それとかラヴェルのガスパールの2曲目「絞首台」も曇りの日にはいいな~とか。彼女は午後にショパンのバラードの1番と4番を内輪の会で弾いてきたとかで、お互いにバラードを弾き合ったり。お腹が減って築地市場の近くの朝までやってる激ウマの寿司を食べて、久しぶりに彼女と深夜までおしゃべり。来て良かったわ!今度は夕暮れにワイン飲みながら最近のお気に入りの曲でも聴いたりしましょう。

ああ戻った。復活ね!

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