シングルモルツ「余市」

2006-12-20 23:55:08 | 徒然に
モルツウヰスキーを一通り飲んでやろうと思い立った
で、ウィスキーを独りで飲めるような雰囲気のBARを捜す

と、ここでもう、間違いを犯しているのかも知れない
ボトルを買って我が家で、じっくりと味わえば良いのだ

なのに、何故か、マホガニーのカウンターにほおづえをついて
気障っぽくウィスキーを飲んで見たいと見栄を張ってしまう

なかなかあるようで無いのが、静かにウィスキーを味わいながら
経験を積んだバーテンダーとウィスキー談義の出来るBAR

そんなことを思いながら、飲み足りなくて、まだ灯りのついている
飾りっ気のない分厚い扉を引いて初めての店に足を踏み入れていた

初めての店に入るのは、かなりな勇気が要るものだ
そして、あたり外れもある

左手にカウンターと、何段にも並んだボトルが目に入る
そして、黒服のバーテンターが二人
客はと言えば、三人ほどが、バラバラにカウンターに座って
カクテルやら焼酎のお湯わりとおぼしきものを飲んでいる

私はかなり飲んで酔ってはいたが、心地よい酔いだったからカウンターに座り
「ピュアーモルツを飲みたいんだけれど・・・」 と聞いてみる
「色々ありますが、何にしますか?」

「そこにある「山崎」をダブルでください」と答える

見ると、ロックグラスに氷を入れたものをカウンターに置くので
「ストレートで味わってみたいんですが」と言う
ショットグラスの琥珀色のピュアーモルツ・山崎12年ものが出される

・・・・・・
そんなことで、その店と付き合いが始まった

で、本題はニッカ・シングルモルツ「余市」である
口に含むと、ピリピリとウヰスキーの刺激で舌がしびれ、震える

以前飲んでいた角瓶のウヰスキーの味を思い出した
そう、サントリーより、ウヰスキーらしい味なのだ
ウヰスキーの味ってどんなんだ・・・
聞かれても私の拙い表現力では、何とも表現出来ない歯がゆさがある

何とも、頼りないモルツウヰスキーの探検隊だけれど、
若いバーテンダーの今風な友達感覚の接客も、悪くは無いから
しばらくは、この店でモルツを味わおうと思う