タンポポとヒラタアブ

2009-05-01 00:08:52 | 
桜も散りツツジも盛りを過ぎ季節は早や、藤の花房が風に揺れる皐月ですね

庭の「ニホンタンポポ」も花茎を高く伸ばして元気が良い
「関東タンポポ」とも呼ばれるこの花は花の下のガクが開かず
しっかり花を支えていることで判る



今は外来種の「セイヨウタンポポ」が我が物顔で何処でも咲いているが
何故か我が家に関東タンポポが咲き出したのは、十年も前の頃からである

広縁の庇の下に小さなタンポポが咲き出した
その頃は芝生を南の庭に一面に敷き摘めて、「雑草」を神経質に引き抜いていた

兎に角、何処からともなくやって来る「雑草は」実を付けさせたら最後
翌年には蔓延る勢いを止められないほどになると知って
春になると芝生の庭のアチコチから芽吹く草を引き抜いていた

でも、タンポポは、引き抜く手が止まってしまう

黄色の花を咲かせ咲き終わると一度倒れた花茎が
綿毛が飛びたつ準備が出来たとばかり再びすくっと立ち上がり
誇らしげにまん丸な綿毛を開く

そんなタンポポだから、引き抜けない
しかし、なにか葉の勢いがセイヨウタンポポと違うのだ
大きな柔らかい葉は食べたいばかりに茂り始めた

あららっ、元気が良いな・・・
そして咲かせた花の萼は反り返っていない
初めて知る関東タンポポだった

まあ、野原に咲いているタンポポは黄色の花を見て春だなぁ
なんて思うだけで、その素性など詮索しないものだ

今年も元気に咲いてくれた関東タンポポに「ヒラタアブ」が留まっている

今は芝生を敷き詰めた庭の面影もないくらいに
野草が元気な我が家の庭だけれど
それもまた、良いのではないかと、手抜きの言い訳めいて
スローライフの大元は自然なのだ・・・ 
等とつぶやいてみるたけぞうなのである

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