キジ

2006-03-15 00:09:55 | 徒然に



キジ

日本の国鳥である、
雄は美しい羽毛で飾り立て、
雌は草原の中にいても目だたない地味な薄茶色
雌の点っているのは地上高3M位の大きな樹の枝
しつこい?雄の求愛に愛想を尽かしたのか
綺麗な飛翔で移動した

雄のホホのタブタブの赤は、繁殖期になると鮮やかになり、膨らむんだって
家の前の草はらに飛来するキジは私の住む辺りでは、よく見かける
でも、今までは望遠レンズが無くて、撮れなかった
この画像もギリギリの距離だし、間に障害物があって近づけないから
もやっとしか撮せていない
鳥専門に撮っている人は500mmの大砲のようなレンズで
小さなテントのような、ブラインドの中に隠れて鳥の飛来を待つんだそうだ
まあ、気の短い私には、まねの出来ない事だな

人間社会と、ちと違う雄の飾り立てた姿
どうしてかな?って思ったけれど
最初にひらめいた答えは、卵を暖めて巣にいるときに目立たないから・・・
では、何で雄があんなに、飾り立てなければいけないのか?
やっぱり、雌の気を引いて、自分の血を引いた子孫を残したいから?

そういえば、近頃は眉毛を細く、剃刀を入れてる若者が多い
柳眉・・・ それは、女のものだったはずなのに

ホワイトデー

2006-03-14 02:38:26 | 徒然に


ホワイトデーである
バレンタインデーの贈り物にありがとうの心でお返しをする
ささやかですが、こちらでお返しを

金箔なんて、さりげなく置いてて、憎いっていうか・・・


葉山で美味しいスイーツの店サンルイ島


「眠いので画像掲示板の中身をコピペ・・・して手抜きしてます」
 ↓  ↓  ↓
バレンタインデーにチョコ&優しい言葉を頂いた <もらったっけ ^^
方々に捕愛徒デーのお返し

普段、甘いもの <今は何故か、スィーツ・・・ 
を食べない私でも、知ってる葉山の名店
いつもは、通り過ぎるだけ・・・
一応、連れ合いと娘から義理チョコ・・・
というか、オヤジをダシに自分の食べたいチョコを贈ってくれる

渡されても、それは儀式だけ
あとは、一粒食べさせられて、後の残りは強奪・・・
言葉は何時も同じ 「年寄りには刺激が強すぎる」 TT

いつもは通り過ぎるだけなのに、駐車場がたまたま開いていて・・・
(普段は、何時も満車の小さな駐車スペース)
時間が遅いから、ショーケースの中は、残り少ない
でも、お目当ての「サクランボのクラフティ」は、ゲット
http://cake.sweets-party.net/archives/2005/06/post_39.html

えっ、あんたの画像がないって・・・
どうしてでしょう ??

落ち着いた喫茶スペースで極上のスィーツを食べたい方は
お立ち寄り下さいませ

サンルイ島
http://www.rakuten.co.jp/cook/123591/115891/?url=http%3A%2F%2Fwww.rakuten.co.jp%2Fcook%2F

ツクシ2

2006-03-13 01:50:40 | 


暖かな南風、でも強風の春二番みたい
デジカメを持って近くをぶらりとする
なかなか、ツクシが見つからない
見つけようとすると見つからないものって結構あったりして

やっと見つけたツクシが二本すくすくと育って風に揺れている
本当に伸びやかにすぅっと立ってる
我が家の庭に一本見つけた、ずんぐりむっくりの奴とは大違いだ

日当たりの良い斜面に生まれたツクシ
朝の内は日が回らない日陰のツクシ

人も同じだと思う
恵まれた環境で何不自由なく親に育てられて・・・
経済的に恵まれない家庭で、育ち、早くから社会に出て働く・・・

どう、足掻いても、すくすくと育った人のおおらかさには、
太刀打ちできないような、気がする

まあ、中には、素直に育たない事も有るけれどね・・・

ツクシ

2006-03-12 00:32:40 | 




ツクシ(土筆)

トクサ科
トクサ属

土筆とかいてツクシと読む
スギナの胞子体である
今は芽吹いたばかりで硬い甲羅のようなもので覆われているが
暖かな春の日差しを浴びて、硬かった甲羅も開いて可愛い胞子体が沢山現れる
そして、ツクシの胞子は青緑なのだ

まだ、若い硬いツクシを見ていると若い頃の頑なな自分を見ているようだ
殻をまとい、弱い自分を覆い隠して、斜に構えて生きていたあの頃・・・

今にして思えば、何て無駄な行き方をしたのかな?と思い返すゆとりがあるけれど
その頃は、あっぷあっぷの精一杯な生き方しか出来なかった

まあ、それが青春というか、若者独特の考え方、生き方なんだったんだろうけれど・・・

ある時、ある人に出逢った
地方の割烹旅館の女将である

世間知らずの私に、そんなに頑なに生きることはないんだよ
人ってそんなに違いなんてありゃしないのさ
みんな、弱さと悩みを持ちながら、強がって生きているのさ
でもね、肩の力を抜いたときに、自然体で生きて行けるものなんだよ
良いところも悪いところも、自分で受け止められるように、なってね
そうすれば、楽になるよ・・・と
貴男に不足しているのは、
誰かが、見ていてくれる、
想っていてくれるという、そう言う裏打ちを持てていないことなんだよ・・・

それにね、あんたは、女の人の接し方がなっていない
貴男のことを密かに想っている人がいることさえ解らない、とんちきだよ・・・
私が女の扱い方、考え方をおしえてあげるから、自信を持ちなさいよ
玄人の私が見ても、あんたは良い雰囲気を持っている人だよ・・・
繊細だけれど、それは逆に相手の事を考えられる良い点なんだから・・・

出張で出向いた小さな街の小さな割烹旅館に私は二ヶ月滞在した
肩を揉みながら話した母親のようにうち解けて可愛がってくれた大女将、
気性は激しいけれど、何故か私には優しかった女将

大女将が逝き、女将も二年後に逝ってしまった、
私を男にしてくれた二人は、もう、いない・・・・・・・

ツクシになれなくても良い
スギナのように柔らかく、風のままに身をよじって自然に生きていきたいものだ




フキノトウの雌花

2006-03-11 23:50:16 | 


フキノトウ雌花

蕗は雌雄異株だそうで、咲く花も違うことを先日ネットサーチで知った
雄花は、星の形をした、小さな花が沢山付いている
庭の南の蕗はすべて雄株だった
根茎で殖えるのだから、クローンというか、皆、兄弟である

今朝、駐車場に行こうとして家の北側の隅に蕗の薹が出ているのを見つけた
雌花である
画像のように、雄花に比べ、淑やか?である
小さな筒状で雄花のようには花房が大きくない

家の蕗はミズブキと呼ばれるもので、葉の柄は比較的太い
葉柄をあく抜きして、出汁で薄味に煮て春の薫りと味を楽しむ

それに対してノブキと呼ばれるフキがある
これは葉柄が細い
いわゆるキャラブキとして佃煮風に、醤油で甘辛く煮込む
高級な?キャラブキは「ツワブキ」という、また違うフキの種類で作る

しかし、ツワブキは庭のアクセントで植えたけれど、ミズブキは植えた記憶がない
きっと、植木の根鉢に根茎が潜んでいたんだろう
それとも、羽毛を持ったタネが風に運ばれて、私の庭に飛んで来てくれたのかな?

そんなことを、書きたかったわけではない

南には雄株、北には雌株・・・
悲しすぎるではないか
家を挟んで、離ればなれに咲いている花達
今風に言えば、「遠恋」をしているようだ・・・

でも、よく考えたら、植物の世界では、至極当たり前の事なのかも知れない
自分の意志では、棲む場所を変えられないからだ

風に乗せた花粉で、次の命のために繋がり合う
ある意味、ロマンチックな薫りがただよう
あるいは、ミツバチやアブ、チヨウチョにキューピッド役をして貰う

今ならば、ネットでのチャットや、携帯で繋がり合う恋人同士のように・・・
花粉を待つ雌花は、携帯メールを待つ恋に落ちた女のように、
やるせなく、切ない思いをしているのだろうか?
花粉を送る雄花は、また、自分の想いが伝わるのかと不安にならないのかな?

おぼろに霞む月を見上げ、梅の花びらの舞い散る庭で、
そんなことに想いを巡らせたたけぞうです

フキノトウの小花

2006-03-11 02:28:30 | 


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フキ(蕗)

キク科
フキ属

フキノトウは、フキの花だから薹立ちして、白い小花を沢山付ける
雄花と雌花があるそうな、
この画像は雄花である、雌花は今のところ見当たらない
地下茎で殖えるから、私の庭には同じ雄花しか無いのかも知れない

フキノトウ(蕗の薹)のまだ硬いつぼみを食べる
葉が茂ったら、葉柄を食べる
何とも言えない蕗の薹のえぐみは、春の味がする

沢山の小花が咲くが、肉眼では見落としてしまうような一つ一つの花は
レンズの目で寄ってみると、また違う姿を見せてくれる
小さい花の真ん中にこけしみたいな頭花が在るのが雄花だ
なにか、妖精が戯れているようにも見える
こんな小さな花だけれど、近寄って見てあげないと可哀想な気がする
ちゃんと、見ているよって、声を掛けてあげたくなる

私の好きなジャズのスタンダードナンバーに
Someone to Watch Over Me という曲がある
ジョージ・ガーシュインの曲だ
心地良く酒を飲んだときなどに、私が足を向けるスナックーバーがある
生憎、客が込んでいるときは、仕方なく演歌のカラオケを付き合うが
私が行く時間は、もうサラリーマンの飲み助達は、あらかた引き上げている

一人でカウンターに座り、ママの流暢な英語の歌を聴き、そして私も歌う
今は、カラオケもネット配信だから、
膨大なリクエストに対応出来るはずなのだが、
その店はママがJAZZ好きだから、リクエストするとたいていの歌が歌える
私の歌えるレパートリーは、そんなには多くないけれど
カウンターで、スタンダードナンバーを聴き、歌う
そんな、大人の雰囲気の店は少なくなったな

そうそう、この曲はまだ、しっかりとは歌えないけれど
歌詞が、何か、惹きつけられる♪

誰かが、見てくれている・・・
想っていてくれている・・・
それだけで、たとえ逢わなくても、幸せな気持ちになれる

Someone to Watch Over Me
Words and music by George and Ira Gershwin

There's a saying old says that love is blind
Still we're often told, "Seek and you shall find"
So I'm going to seek a certain girl I've had in mind
Looking everywhere, haven't found her yet

She's the big affair I cannot forget
Only girl I ever think of with regret
I'd like to add her initial to my monogram
Tell me, where is the shepherddes for this lost lamb?

There's a somebody I'm longing to see
I hope that she turns out to be
Someone who'll watch over me
I'm a little lamb who's lost in the wood
I know I could always be good
Someone who'll watch over me

Although I may not be the man some
Girls think of as handsome
To her heart I carry the key
Won't you tell her please to put on some speed
Follow my lead, oh, how I need
Someone who'll watch over me

There's a somebody I'm longing to see
I hope that she turns out to be
Someone to watch over me
I'm a little lamb who's lost in the wood
I know I could always be good
To one who'll watch over me

Although I may not be the man some
Girls think of as handsome
To her heart I carry the key
Won't you tell her please to put on some speed
Follow my lead, oh, how I need
Someone to watch over me

逢いたいとずっと思っている人がいるの
その人が現れたらいいな
彼はきっと私を見守ってくれている

私は森にさまよう子羊
でもいつでもいい子でいられる気がする
その人と一緒にいられれば

その人は、女の子達が思うような
ハンサムな人ではなかったとしても
私の心に鍵を運んでくれるような人よ

彼に伝えて、お願い
もっと急いで来て
私を先導してくれない?
ああ、どんなに必要か
私を見守ってくれるその彼が!

引用元 http://www.geocities.jp/bebi_swinging/standardsongs.html

芽生えて・・・そして

2006-03-10 18:29:33 | 




ヒメウツギ
 
ユキノシタ科
ヒメウツギ属

まだ、芽吹いたばかりの若芽だけれど、しっかりと花芽が出来ている
芽生えたばかりの葉は、何とも言えない良い色をしている
柔らかく、ひ弱な、透明感を持った葉は、花芽を包むように守っているように見える

春の訪れは、沢山の芽吹きの季節でもある
そして又、恋が芽生える頃でも在るのだろうな


ムラサキケマンの若芽

私の好きな歌手の菅原洋一の歌に、「芽生えて、そして」というのがある
恋が芽生え・・そして別れが待っている
なんとも、切なく、悲しい失恋の歌なんだけれど、
興が乗ると・・というか
センチになって、メランコリックな気分の時に
マイクを取ってカラオケで歌う

そんな、悲しい恋などしたことが無いのに・・・
なにか、この歌を歌いながら、自分もそんな恋をした気になって
なんとはなしに、胸にわき起こるキュンとした悲しい気分を
楽しんで、浸る、
そんな、たけぞうって、おかしいのかな?

「芽生えてそして」 作詞:永六輔 作曲:中村八大

あなたのまつげが 震えて閉じて
 涙のしずくが 伝って落ちて
  私に芽生えた あなたへの愛

芽生えてひ弱な 愛の心を
 優しく優しく 育てる月日
  やがて私を 抱きしめる愛
その愛が 私を育てた愛が
 今は私を苦しめ なやませるの

あなたのまつけが 震えて閉じて
 涙のしずくが 伝って落ちて
  それが終わりの あなたへの愛
   あなたへの愛








シュンラン

2006-03-08 02:33:37 | 


シュンラン(春蘭)

ラン科
シュンラン属

母の置きみやげである
母は、「ジジババ」とこのシュンランのことを呼んでいた
どうしてかは、聞き漏らしたが、以前は何処でも普通に見られたランだ

足を折ってしばらく私の家に居ながらリハビリに通った折りに
水やりが大変だと、沢山の鉢を我が家に疎開?させた
花好きな母は、実家の家の周りに沢山の花を植えたり鉢物にして楽しんでいた

我が家にも、多くの花が移植され育っている
ツバキ、サザンカ、レンギョウ、千両、万両、紫陽花、沈丁花、金木犀、クチナシ、
ツツジ、サツキ、ピラカンサ、もみの木、松、イチョウ、水仙、プリムラ・・・

中には、イチョウのように、母がギンナンの実を取るために庭に埋けていたタネから
発芽したものまである
10cm足らずだった苗も、今は、2階の屋根を越すほどに育った
そして、このシュンランである

母には申し訳ないが、このシュンランも植え替えもせず、庭の樹の影に置きっぱなしになっている
でも、逞しく毎年花芽を上げて、地味ながらも、趣のある花を咲かせてくれている

シュンランの花芽を見るとき、今はもう、年齢的なものからくる緑内障で
ほとんど視野のなくなった母を思う
綺麗な花や樹たちが、我が家で息づいているのを見せてあげたいが、詮無いことだ
花に触れるほど近寄って、手で触れて、かろうじて見える母だから・・・

私に出来ることは、今はもう、兄の家にいる母に会いに行くことしか出来ない
母の横に座り、耳元で声を掛けると、細くなった手で私のほほを挟んで
嬉しそうに、「ああ、おまえか~、」と今度は肩から腕にと手を動かして
楽しそうに笑う
私といえば、そんな母の小さくなった手を握って、温もりを分かち合う
この年になっても、母が健在ということは、とても幸せなことだ

飲兵衛だった父の血を受け継ぎ兄弟の中でただ一人、今はない父と晩酌を付き合った
私は、他の兄弟より父と母のお気に入りなのだ
出来ることなら、私と一緒に住みたかった父と母・・・
「長男に恥じをかかせたくない」という父の言葉を重く受け止めた三男の私だった

この花を見るたび、無沙汰をしっぱなしの母を想う
置きみやげが、形見にならないことを祈りながら、
シュンランの咲くのを楽しみにしている、たけぞうである

ヤブツバキ2

2006-03-07 17:12:22 | 


かなり大きな花である
ピースライトのタバコと比べてみればその大きさが解る
開けば、手のひらサイズの大輪だ

しかし、ツバキは、余り大きく開くと風情がない
筒状の蕾が少し開いた辺りが、私は好きだ

少し開いた花びらの中に黄色のオシベとメシベが見える
寒い冬を厚いコートで守られながら花開くときのために育まれた
次の命を繋ぐ大切な神の創造の賜物だ

小さな子供を慈しみ包み込むような母親の愛情の様な深紅の花びら
はてまた、春の訪れと共に心に沸き立つ恋慕の心を優しく育む
女の、男の熱き心のひだと見るか?

花は、その時々にそれぞれの思いを包み込むように、
しかし、さりげなく咲いている

透明感を感じられるサザンカに比べ、
ツバキは艶をもち、よりエモーショナルな花だ




ヤブツバキ

2006-03-06 22:53:24 | 


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ヤブツバキ

ツバキ科
ツバキ属

庭のヤブツバキがやっと一輪咲いた
いつもは、もう少し早く咲くと思ったけれど、今年は異常気象のせいかな

大きな花である
そして、艶のある葉も大きい
ツバキの魅力はやはり、逞しいオシベがぎっしり花芯に
黄色の彩りを添えてることだろう
この花は八重咲きの大輪、開けば手のひらほどに拡がる
でも、このくらいの開き加減が私は好きだ

筒咲きの椿が茶花として尊ばれるのは、品の良さなんだろう
大きく開いたヤブ椿は、余り品の良いものではないから
筒咲きの「ワビ助」を今年は植えてみようかな

良く見ると右側の花びらの先にオシベの花粉が黄色く光っている
八重咲きの花びらがオシベから変形したことが、この花を見ていると解る

家を建てたときに石積みのアプローチに植木屋さんが
サービスで小さな苗を植えてくれたものだ
今では、幹周りも太くなり、毎年花後に選定が欠かせない

もうかれこれ二十年になるのだから、大きくなるのも当たり前か?