上皇上皇后がお住まいになる高輪仙洞御所上空を飛行機が飛ぶのは「けしからん」そうです。
公文書で発覚「羽田新ルート」上皇ご夫妻のご生活に配慮ゼロ
8/8(日) 11:17 女性自身
数分おきにすさまじい轟音とともに、驚くほど大きく見える飛行機が頭上を飛んでいく。屋外では会話もままならず、窓を閉めても音が聞こえてくる。昨年3月から運用が開始された羽田新ルート下の住民たちの日常だ。現在は仙洞御所（高輪皇族邸）にお住まいの上皇陛下と、美智子さまもまた同様の状況に置かれている。
宜しいのではないでしょうか。国民に寄り添うには国民の日常をよく知らなければなりません。
この新ルート、2020年のオリンピックに合わせて住民の合意を得られないままに強引に決められたと『女性自身』は書くが、そういうことも含めてそれが特権を持たない国民の日常なのです。
文書によると、新ルートの高度は高輪皇族邸付近でわずか540mほど。もっとも接近した場合の水平距離は、敷地内から約80m、両陛下がお住まいの建物から約160mという近さになるという。
ブルーシートが見えるところから、これはまだ改装中？
周囲のマンションから類推すると建物、敷地の広大さがわかります。
これでも上皇后は「狭い」とお嘆きだとか。
「狭い」に加えて頭上の騒音では上皇后のイライラが募るのも解るような気がしますが、近隣マンションの部屋に比べたら天国でしょう。
改装が終わった高輪仙洞御所。
上皇、上皇后が引っ越されたのは2020年3月31日でした。
来月（9月）に天皇御一家が東宮御所を引き払われた後、改装にかかり、その後に上皇上皇は念願の東宮御所へ来年中には引っ越されるのでしょうから、あと1年、足かけ3年の仮住まいです。
両陛下が仮住まいされる仙洞仮御所（高輪皇族邸）は、C滑走路到着ルート直下。南風時（年間4割）15～19時のうち3時間、1時間当たり30回（2分ごと）の頻度で飛行機が通過する。飛行機が600ｍから450ｍに高度を下げてくる地域なので、大型機だと、74から76dBの騒音が降り注ぐ。（次図）
羽田新ルート｜高輪皇族邸上空通過（ショートバージョン）
高輪という一等地でも、これでは価値が下がるでしょうね～。
住民が反対するのも騒音だけでもなさそうです。
五輪のために強行された新ルートもともと、羽田新ルートは、安倍晋三前首相の肝いりの政策「観光立国」のために、羽田空港の国際便の発着数を増やす目的で構想された。
「観光立国」が政策として上がったとき、私は驚愕し、落胆しました。
日本はとうとう観光に頼らなくてはいけないほど、落ちぶれてしまったのか、と。
失礼ながら世界で「観光産業」に頼っている国は、発展途上国か、かっては栄えたがその後衰えてしまった国ばかりです。自国に確たる産業がないから観光資源に頼るしか無い国。それが「観光立国」です。
日本はまだまだそこまでは落ちぶれていない。と、思うのは私のひいき目で、実際は落ちぶれてしまっているのかな？よく解りません。
2018年は住民との「双方向の対話」の時期と位置づけられていたが、今回入手した文書からは〈東京オリンピック開催に間に合わせることを念頭に〉や〈無線誘導の必要上（中略）経路を左右にずらす余地はない〉という結論ありきの本音も見える。
今回の文書で、上皇ご夫妻への配慮も欠いていたことも明らかになった。東京新聞2019年5月13日朝刊によると、宮内庁幹部は「皇族邸が羽田新ルートの下にあることは承知している。上皇ご夫妻にはお伝えし、ご理解をいただいた」と話したという。
仮住まいですから。それに羽田空港利用便が増えるメリットを説かれれば反対はしないでしょう。
「そもそも上皇ご夫妻が『けしからん』とおっしゃるわけがありません。国家国民を思われ大変なご尽力をいただいたご夫妻には、静かな環境下で新たな生活を送っていただきたいのですが……」（立憲民主党松原仁衆議院議員）東京五輪のためなら、住民だけではなく、上皇陛下のご生活や安全にも配慮しない。政府の身勝手さがまた明らかになったようだ。
は～。立憲民主が上皇上皇后を利用して政府を攻撃したかっただけか？
