またまた台風ネタではありますが、まあまあお付き合いください。
11月12日に我が目ばかりではなく、だれもが疑う史上初の台風4個同時発生。
それも似たようなコースで、どうせなら5つになってオリンピックシンボルを目指せ!
そのうち最後に発生した25号(日本の命名で「ウサギ」)
先島諸島を最終ターゲットとするってなことでしたが、だんだん速度もパワーも小さくなって、たどり着いた時には熱低になりそう。
13日のウサギちゃんは中心気圧975hPa、中心部の最大風速35m/s、速度20㎞/hで将来を期待されていたのに、今日の12時45分発表では中心気圧985hPa、中心部の最大風速30m/s、速度ゆっくり。さらに24時間後には中心気圧998hPa、中心部の最大風速20m/s。弱っているではないすか。
雨の心配はありますがそのうち動きを止め、熱帯低気圧になって偏西風で消えてなくなる運命ですな。
さて、今回の台風の動きを追っかけているうちに「はて?」と気づいたことがありますんで聞いてくだされ。
台風の中心位置の表記です。
台湾とフィリピンの間にバシー海峡というのがあるのですが、気象庁の台風情報では「バシー海峡から沖縄南方へ進むかも」「バシー海峡から中国本土へ進むかも」とことさらバシー海峡が出てくるのですが。その北にあって経由地でもある「台湾」というのが直撃以外になかなか出てこない謎。考えすぎですか、そうですか。
閑話休題
先月、エースナンバーを背負った台風18号に振り回されながらも実現した本土旅。
出雲の国で真偽取り混ぜ、改めて日の本創生に触れてきたところですが、その中に「因幡の白うさぎ」という神話があるのはご存じだと思います。そのストーリーを改めておさらいしましょう。
「隠岐の島に住むウサギが因幡の国の姫様に会いたくて、サメ(二ホンアシカというのがその正体らしい)をだまして海を渡ろうとして、最後の最後にウソがばれサメに皮を剝がされたところをオオクニヌシノミコトがガマの穂を敷いて転がっておれというので治癒した。この大国主命と八上姫が結ばれたのはこのウサギが予言した通り」というところが主なあらすじでした。
この話には真実性が含まれていて、ガマの穂の蒲黄(花粉)は、漢方で止血、鎮痛、利尿の生薬として効能があるとされており、日本の医療のはじまりともいわれているそうな。
島根大学医学部付属病院のシンボルは、この故事を象徴としているということが私事ながら今回判明したということです。
それがこれ
このお話には疑問点がいくつかありますが、ここだけの話です。
ウサギは臆病な生き物で、夜行性なのに真昼間に海を渡ろうとするであろうか?
ウサギの習性の一つに自分の毛をむしりとるというのがあり、それが原因で裸になったのをサメのせいにしたのではあるまいか?
すなわち大国主命はウサギに騙されていたのではあるまいか?
台風25号ウサギがもたらした「しょう爺」の妄想でした。