島との温度差20℃をものともせず、行ってまいりました。恒例の年末横ばい旅行。
前から狙っていた姫路城訪問。
修復も終わってようやく登頂がかないました。
お城の魅力は数々あれど、小生の関心は商売柄「石垣」ですな。
島にある30センチほどの石垣から沖縄の「ぐすく」と呼ばれる琉球王朝以前の城祉、大和の天守を持った城の石垣の美しさは、力学を構造美に昇華させた安定した構築物として日本の土木の誉れであります。先の地震で一部崩壊した熊本城の石垣も好きでありますが、今回初めて訪れた姫路城も好物に入れておきましょう。
特に、姫路城の石垣は、他の目的で使用された石を転用したものが多いのが特徴となっているようです。
正面の大きな石は、古墳の石棺を転用したものだそうですが、家人の疑問は「中身はどーした」という極めてドライなものでありました。
この城はたくさんの城主がいた城として、明治に入って一度は民間人が買い取って存亡の危機に立たされそうになった城としても有名だそうですが、やはりこの年で6階の天守まで徒歩はキツイ。筋肉痛はありませんでしたがね。