今日の宮古島は今年一番の好天。
特に海と空の青さには両手を広げてありがとうといいます。
まずは伊良部大橋と沖縄ヒルトンホテル宮古リゾートのツーショット。
しかし、現在のヒルトンの隣にはアネックスの計画が......
ここからの(社有ビルの屋上)伊良部大橋の左側は近々見納めとなりそうです。
日本最長の無料橋「伊良部大橋」が供用を開始してから今日で8年たちました。
供用の効果は絶大で緊急医療・生活利便性・観光客の満足度等その評価は高まるばかりです。
しかしながら、居住人口の変化をみると喜んでばかりいられないようです。
供用を開始した2015年(平成27年)とその5年後の2020年の人口データ(国勢調査)を比較すると
全市人口は 51,200人が53,000人と増加
宮古島市平良地区(市の中心部)人口も 35,000人から38,000人へ増加
つながった伊良部島では 4,800人から4,600人と減少
いわゆるストロー現象だと思われる人口流出がみられているのです。
また、
島の生活物資はほとんどが海運に頼っており、沖縄航路として貨物船が沖縄本島ー宮古島ー石垣島を連絡していますが、その船はこの橋の下を通れず宮古島ー石垣航路は伊良部島の北を大きく迂回して航行しています。
上の画像が泣く泣く(かどうかは知りませんが)伊良部島の北へ向かう南西海運の新型RORO船よね丸(4,960DWT)です。
伊良部大橋の下を通過できる船は、マスト高23.0ⅿ以下・2000DWT(トン)でなければならず、沖縄航路の貨物船はすべて(だと思う)迂回しています。
ともあれ、橋を通過する緊急車両のサイレンが必ず聞ける位置に居住する者としては、サイレンの音を聞くたびに「また一つの命が助かったのか」とか「また犯罪に対する機動性が発揮されているぞ」とか妄想してるわけです。
ただ一つ何とかならんのかというのがこれ。
橋上を走行していると
走行車両や歩行者が落下しないよう橋の両側には防護柵が設置されているのですが、その上端と普通乗用車運転者(もちろん同乗者も)の眼の高さがほぼ同じでせっかくの水平線が楽しめないようになっているのですね。
よそ見せず運転に集中しろという配慮なのか、同乗者も運転者と同じ経験をしておけという配慮なのか、大型車ドライバーとバス利用者へのご褒美なのか、最も低い位置(上の画像)でも
橋の最高部でも同じです。
それはさておき、業務中にこんなことを考えていてよいのか、いやいいんだと納得の好日山荘でした。