あっと言ってる間に6月もあと2日余り。
加速度をつけて終末に向かっておるぞ。
関東甲信越は統計史上最も早い梅雨明けとか。
夏を乗り切る水量は大丈夫かしらと取り越し苦労してみます。
一方、ここ宮古島では5月4日梅雨入り、6月20日梅雨明けとほぼ例年通りですが降った雨の量が半端ない。
5月の雨量は815ミリ。平年は208ミリということですから4倍近い降雨量。こちらは統計史上最も多い月間降水量。
年間の降水量は2000ミリとされ40%を5月だけで消費してしまったということです。
例年通りだとこれからの雨量に期待が持てず大干ばつが危惧されるところですがここは違います。
台風という大きな水がめがあるのです。
さらにこれだけの雨が降っても家屋には何の影響もないのことよ。
降った雨は穴だらけの琉球石灰岩を基盤に持つ土中に浸透し、表土に保水性を持たせた畑だけが浸水するという雨上がりなのですね。
宅地や道路に振った雨は集められ、浸透桝という地中に設けられたザルのような穴に導かれます。
浸透桝といえどもすべての雨量を一気に呑み込めないので市内の低地は一時的に冠水することもありますが土砂崩れ、河川の氾濫の心配がないのはありがたいことです。しかし、浸透した雨水は地表や地中のあらゆるものを呑み込んで最後は海に放出されるわけで琉球石灰岩の濾過能力頼りでいいのかしら???という疑問はあります。
そんなある日、交差点で信号待ちをしている我が愚車の前に記憶の隅をしきりに突っつくデザインのバスが現れました。
それがこのバス。市役所と伊良部島を結ぶ路線バスなのですが。
うつろな目の焦点をバスの後部にフォーカスすると。
なんと!豊田市を走る「おいでんバス」の老後の活躍場所がこの島だったというわけでした。
前世では豊田市のイベント時のバス輸送計画に携わったこともあり、おいでん祭りや豊田スタジアムでの観客輸送に使用したおいでんバスとここで再会できるとはなんという奇遇でありましょうか。
これに限らず、この島には高校や大学のバス、ワゴンなどがロゴをつけたまま走り回っており驚いてはいられないのですが、同じ穴のムジナ、いやいや違う、提灯に釣り鐘、同病相哀れむ、ますます離れていくなあ、「ふる郷のなまりなつかし」ぐらいにしておくか
第二の人生(車生?)わいどー!