最近の新聞記事によると、国交省住宅着工統計が公表され、宮古島における新設住宅着工件数の実態が明らかになったそうです。
2015年度から2018年度の4年間のデータです。(宿泊施設は含まれていません)
持ち家(個人住宅)・賃貸住宅・分譲住宅の住宅着工数は4年間で5.7倍(528戸→1,812戸)
賃貸住宅だけを見ると4年間で9.2倍(183戸→1,680戸)
それに反して個人住宅着工数は4年間で0.7倍の減少(125戸→82戸)
沖縄県宿泊施設実態調査では、件数・客室数・収容人数とも4年間で1.2倍前後ですが、2018~2020の客室数の伸びが1.8倍にはなるのでは噂されており、島を片目で見渡しても建築中の建物やクレーンが視界に入ってくるというほどの賑々しさなのでございます。
宮古島におけるオーバーツーリズムは、観光客によるマナーや生物保護問題等に加えて、宿泊施設建設→建設業従業者増加→サービス業従業者増加→住宅建設という図式も抱えているということなのです。
さらに、個人住宅着工数の減少は建設単価の上昇と建設業従業者確保困難が一因といわれ、定住者増加の阻害要因にもなっているのですね。
参考までに夜間人口は2015年12月末で54,519人、2018年12月で54,625人と100人ちょいの増加です。
我が家を中心とする半径100ⅿ以内にもこの1年で3軒の宿泊施設が供用され、現在1軒の共同住宅が建築中でさらに1軒が準備中という状況です。
西に80ⅿのカフェと宿泊施設(らしい)
北に80ⅿのコンドミニアム
北に50ⅿの1階1室2階1室、ドミトリー風の宿泊施設
奥にコンドミニアムが見えています
現在南側に建築中の5階建て住宅と整地準備中の住宅用地