ところは、農道橋日本最長の来間大橋でつながっている来間島の竜宮展望台。
そのふもとに何の案内もなく、簡単に見過ごしてしまう石垣がありその門に当たるところに鎮座しているのがこれ。
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魚がしっかり 阿吽(あ・うん)しています。
まったくもってこの島は、誰がどんな遊び心で作ったのか守護獣として意味を持っているのか不明のオブジェが多いのでありますよ。
いよいよ8月。皆様夏にご用心。
昨年度検討された宮古島市景観計画(案)にかかるパブリックコメントへの市の考えが掲示されました。
興味のある方は下のURLをクリックしてみてください。
http://www.city.miyakojima.lg.jp/sitemanage/contents/attach/1288/miyakojima_pubcomme.pdf
もちろん爺はここぞとばかりにコメントしました。3ページの頭からサイン計画までが該当します。
かいつまんで言うと「陸の景観のみではなく海中景観にも眼をむけるべきね」「自然や農業環境との調和を融合だけでとらえて良いのかねぇ」ということです。
この調和について実例を挙げて説明しますね。
自然や農業環境と融合するということを言葉通りとらえると「周りに融け込む」ということですよね。
島の陸上の自然は海に比べて緑の変化に乏しく、季節によって畑の色が変化するわけでもなく、常緑樹がほとんどなので春の目に鮮やかな新緑や秋の紅葉などほとんどまったくと言っていいほどありません。特にキビはいつも同じ緑の茎を天に向かって伸びていくだけ。
そんなキビ畑や牧草地の中に忽然と現れる民家。
いいですねぇこの色遣い。高い山もビルもない平坦な島で所々のこんな民家がランドマークとなって現在地を確認させてくれます。
公営住宅の壁や屋根もキビ畑の中で主張しています。
これは保育園ですがここまで来るとこんな色彩の中で遊んだ子供が大人になると........最初の写真の家を受け入れるのも理解できそう。
こいつらは周りに融け込むことなく調和していると思うわけです。これを「対比型調和」として取り入れるべきとの意見への市の回答には満足しておりません。
赤瓦に飽き足りなくなったこんな農村景観をどうしていこうかなんて思いながら脳細胞をゆらしている毎日なのでした。