この件、島の恥と思いこれまで封印してきましたが、先週に見かけたある出来事で緒が切れました。
ことの顛末をご報告しましょう。
宮古島市の不法投棄ゴミは、これまで県内一と公表されてきました。
これではいかんと市は、昨年度2300万円をかけ、1350トンの不法投棄ゴミを処理、今年4月には不法投棄ゴミゼロ宣言を行いました。
主に、海岸の崖下に投棄されたゴミは、回収に危険を伴うものを除いて1090トン処理されたとされていましたが........
実際に処理されたゴミは143トンしかないことが発覚。
さらに、崖下の不法投棄ゴミ自体が260トン程度で、残っているゴミは1090-143ではなく、260―143ではないかの疑惑も。
すなわち、あるはずのないゴミ処理を2300万円で発注し、請負業者もそれを報告し減額処理すべき所を頬かぶり。
不法投棄ゴミの過大報告と、処理の虚偽報告、それを鵜呑みにした市の調査能力と管理能力の欠如という三重のマネジメント欠如。
それよりも驚いたのは、この問題で島が揺れている間にも堂々と不法投棄を続ける島民意識。
ここは市中心部に近いビーチ、パイナガマビーチ周辺に整備中のパイナガマ公園。
駐車場や休憩施設、ドッグランの基盤工事がひとまず終了し、今年度の工事を待っているところ。
立ち入り禁止策も念が入っており、車両進入止のポールに追加して石を置く周到さ。
ところが先週の金曜日、周辺道路から捨てられたゴミを発見。
なんと冷蔵庫。
ここに捨てるか
残念ながら、この市民意識をもってしての行政と業者なのですね。
このゴミ、本日午後になってもまだあります。
きっと崖下に捨てるよりは回収しやすいという言い訳が用意されているのでしょうね。
こんなことを嘆いていてはいかんいかん。
ともかく、県内一の不法投棄ゴミ都市の汚名ははれたかな。