強烈な台風24号が近づいています。
今回の予想進路は最悪最恐で、沖縄県すべてを牛耳った後、本土縦断を目論んでいます。
こういう時は悪魔払いでもしてじっと祈るしかないわけで、祈りましょう。
ところでこの台風「チャーミー」と名付けられておりましてベトナムの花の名だそうです。
台風には発生順に数字が付されるのが一般的ですが、沖縄では名前で呼ぶことと両方が使われることが多いようです。
特に甚大な被害の台風は名前で憶えられています。宮古島で今も語られる台風と接近時期は次のとおりでやんす。
1959.9.15のサラ(14号)、1966.9.5のコラ(18号)、1968.9.22のデラ(16号)、2003.9.11のマエミ―(14号)。
こうしてみると全部が9月でまだ10代ですが今度のチャーミーはすでに24号。今年がいかに台風の多い年かわかります。
この台風の名は北大西洋および南シナ海で発生する台風について、14ヶ国からなる台風委員会なるものが各国10個づつ計140個命名したものをその年の発生順に呼ぶんだそうです。
気象庁のHPでその名を見ると、動植物などの生物の名が56個(ぐらい)で一番多く、女性の名が雷の母を含めて10個、星座に由来するものが8個などがベスト3でしょうか。
ちょっと変なのが香港命名の「Kai-tak(カイタク)」って旧啓徳空港のことでしょうが。
Kai-tak に襲われる関空ではシャレにならんぞ。
わ~っ。また寄り道が長くなってしまった。
それで台風という悪魔を払ってもらう話です。
ブロック塀に何か表札みたいなものが張り付いていますね。
これが沖縄から鹿児島にかけて多い「石敢當」と呼ばれる魔除け。
直進しかできないマジムン(魔物)がこの石にあたり砕け散るとされており、このような道路の交差部の低い位置に置かれるか張り付けられるか
壁に直接描かれるかしています。
時にはこんなミスプリも
最近我が家の近くにこんな高価そうで上等な魔除けが設置されました。
御利益がありますように。
ちなみにこの魔除け、地面近くに置かれることが多いのですが、マジムンに股の間をくぐられると死に至るといわれており、相当な短尺ものらしく地べたをはい回っているからだそうです。(諸説あります)
というわけでこんなに魔除けがあるのに台風はやって来る。まだまだ足りないのか。
我が家の魔除けは、交差点左折時に庭に進入して草花を踏み荒らす魔物対策のこのポール。
こいつを立ててから1台しか1年。時々接触したらしく傾いてはいるが進入車はゼロ。
効果てきめんなのでした。