1ヶ月ほど前、宮古島市の2014年度一般会計案が発表されました。
あまり暖めておくとニュースじゃなくなってしまうからと言い訳しつつ
すごーーーーーーーぃです。
しめて367億円(前年度比24億円弱6.5%の伸び)。
どのくらいすごいかというと、ヤマトの同規模の都市(人口52,000人前後)の14年度予算規模と比較してみました。
富岡市176億11.8%減、瑞穂市160億3.8%増、須坂市206億0.4%減。決して少ないところだけ並べたわけじゃないですから。
同じ離島都市の石垣市は人口48,000人で242億5.4%増。やっぱオキナワだなぁ。
ちなみに沖縄県予算も過去最高の7,239億円(前年度比251億3.6%増)。政府の沖縄振興予算の495億円増が後押ししてますのゃ。それでも過去最大の平成10年度の半分、一人当たりでは全国7位ということですが。
この予算の目玉はやはり大型建設事業。図書館とコンベンションセンターで12億。農漁業基盤、活性化に15億。
というわけで、これを背景に民間の建設業界もバブバブでっせ。
集合住宅ブームもようやく翳りを見せたかと思いきや、我が家から徒歩10分のところには......
6,000平方メートルほどの住宅地開発(宮古島内企業初の住宅地開発行為)。
その向こうには別会社が建設主の6階建ての集合住宅、その向かいにはたぶん個人が事業主の集合住宅建設。
いったい誰が住むのでしょうかねぇ。
不動産取引業者によると、島外に出た子供を迎えるために親が用意する需要と島内の田舎から中心部へ移住してくる需要が主なところらしい。すでに需給バランスは崩れつつあります。
例のターケーの橋にはなって欲しくはない「伊良部大橋」もこのストロー現象に手を貸すことになるかもしれんちゅうことですなぁ。
もっと怖いのは、この予算の自主財源率。税収や使用料、手数料、財産収入などですね。
なんと17%。8割以上が国と県の財源に頼っているわけですね。
上の瑞穂市、須坂市の自主財源率はそれぞれ40%と28%。
閉山処理に炭鉱会社から施設を買い取って退職金にあてた夕張市の財政破たんとは別のものとしても、頭によぎるのは
破綻
の二文字。
地方交付税が2016年度から段階的に30億引き下げられるし、市税の徴収率は90%を下回っているし.....
自然に癒されるなんてのんきなことを言ってられないのかも知れない。
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