晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

最悪の事態だけは避けて欲しい。

2011-03-17 19:16:51 | 暮らし
 現場で活動している東電社員、自衛隊員、警視庁職員、消防団の方々に感謝とお礼と敬意を表するものであります。

 放射能という目に見えない外敵と戦いながら、自らの身の危険も顧みず、ご苦労されておられる皆様には返す言葉もありません。ご苦労様です。お疲れ様です。

 お隣の韓国政府、韓国市民または東南アジア地区の皆様方から暖かい励ましの言葉、救援物資をいただきましたことは日本人の多くの人たちが感謝していることと思います。ありがとうの一言しかありません。

 中でも韓国政府は、52tのホウ酸を提供することを決めてくれました。現在、水による反応停止を懸命に実施しておりますが、これが効果なしとすれば次はホウ酸の撒布しかないようなのであります。ホウ酸は中性子の活動をとめる働きがあるとのこと、これを投入すれば核燃料棒の反応は停止されるはずなのであります。

 最悪の場合、日本の半分が使えなくなるとの菅総理の見方が報道されましたが、事実かもしれない事態だということを認識すべきなのであります。あの広島、長崎に落とされた原子爆弾より大きなものが6ッぱつもあるのです。最悪の場合を考えると・・・・

 今朝の新聞に宗教学者の山折哲雄さんが無情を受け止めるというメッセージを載せておられました。確かに、これまで人間のおごりがあったかもしれません。自然の力を軽視し、防潮堤をつくり、ダムをつくり、川をせきとめ、のり面の防御をやって来ました。しかし、こんなもの自然の力にはひとたまりも無いことを知らされました。 あの津波の力を誰が予想できましたか?防潮堤は働きましたか?原発の反応を止められましたか?

 この辺で世界の人類が一つになって今後の生き方について考える時が着たように思います。21世紀は前進する時代ではないかも知れません。むしろ環境問題からして後退を進める時かもしれないのであります。

 今日はちょっと哲学的なことを書いてしまった。これも無常のなせる技か?