晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

向こう三軒両隣。

2011-03-28 18:59:58 | 暮らし
 今回の大震災にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
ご当地浦安でも自宅で生活できる状況ではありましたが、水は、ガスは、下水道は全く使えない状況がありました。幸いにして電気だけは計画停電からはずされておりますが、相変わらず不自由な生活を余儀なくされております。


 今日は一日中後片付けやら、修理やらに追いかけられた一日でしたが、そんな中お隣のお嬢さんが自転車でお帰りになりました。私はどこの誰やらわからなかったのですが、お隣の門を開けて入られたことから、お隣のお嬢さんだと解りました。今年は4大卒業の年で、就職活動をしているように聞き及んでおりましたが、まずは無理だろうと思いました。

 その反対隣の息子さんは、国立を卒業しながらろくなところに就職できませんでした。お二人の共通点は一体なんだとお思いですか。

 その共通点は隣近所の人たちに、ろくな挨拶もできないというお子様でした。一方名も無い大学を出たお向かいのお嬢さんは、地方公務員となり幸せに過ごしておられるようであります。この子は顔を合わせなくとも、姿が見えれば遠くからでも挨拶のできるお子様でした。明るさもありました。

 向こう三軒両隣、幸不幸はなんでもない。積極的に挨拶ができるかどうか。こんな簡単なことから始まるのかもしれない。

 今回の大震災に被災した避難所生活の中においても、目が覚めたときからお休みになるまで、お互いの会話が大事なのだと思います。励まし、いたわり、同情、互いに言葉を交わすことにより救われるものは大きいはずだと思います。日ごろの小さな心がけが、人の一生を大きく左右することに留意すべきかと、そんなことことを考えさせられた一日でした。