嫌われた監督

2021年11月11日 | 日記
秋の夜長、読書📖👓️しました。
気になっていた本書、なかなかの分厚い本でしたが、落合ドラゴンズの8年間をそれぞれのエピソードごと2004~2011年の時系列順に各章当時在籍した選手や球団フロントの主要人物を据え、どのようにチームが変わって行ったのかを当時ドラ番記者であった著者の取材からの話を中心に書かれているノンフィクション及び著者(鈴木忠平氏)のサクセスストーリーはドラゴンズファンならずとも背中をゾクゾクさせられる読みごたえある一冊でした。💯



綴られるエピソードは興味深いものばかり、オレ流(自己中心的)でどこか取っつきにくく冷徹なイメージで捉えられがちの落合氏の人間性や哲学が垣間見れる。不可解と思える言動はまるで謎解きミステリーなサスペンス仕立ての様で、今風の表現で言うなら非常にエモい。
落合氏の根底にある優しさや人間味やプロフェッショナルを突き詰めた言動に感銘しました。
また、著者本人が独自の取材等から得た、事細かな主要人物の微妙な心理状態を的確に言い表してて、ドキドキさせられた。
落合解任のクライマックス章は、親会社や球団フロントの内情をここまで書いて良いのかと言うくらいに暴露している。最後は〝嫌われた監督〟落合監督のもと、チームが一丸となり劇的な大逆転優勝する場面は痛快でした。まるでテレビドラマを見てる様でした。
クライマックスシリーズ真っ只中そっちのけで読書を楽しみました。🍁


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