待ちに待った、ついにこの日がキタァーーー!
いよいよ真打ち登場だぁ!
ドラファンなら特別に立浪好きでなくても3代目ミスターDragonsの監督就任に、期待で胸膨らませてることでしょう。
2021年10月29日午後1時。
引退から12年の時をへてグラウンドに帰って来る。
立浪和義監督は、指揮官として第一声を発した。
【立浪和義新監督のあいさつ】
「今日、正式に中日ドラゴンズの監督として就任させていただくことになりました。
現役を終えて約12年経ちます、しかし野球に対する考え方、思いは変わっておりません。私に与えられた使命はチームを強くする、そして一人でも多くのファンの方に球場へ足を運んでもらえるような、魅力あるチームを作っていきたいと思います。
選手には勝ちに対しての執念をしっかりと植え付けます。
これから戦って行くわけですが、私への期待もドラゴンズへの期待もすごく大きいということはひしひしと感じています。
強いチームを作る、そして勝つ野球をする、そのためには妥協はしません。皆さんの期待に応えられるよう全力で監督として頑張っていく決意です、どうかよろしくお願いいたします。」
以上。
2年程前、立浪監督は自身の野球殿堂入りを記念して「立浪和義氏野球殿堂入りを祝う会」のあいさつの席で影響を受けた2人の監督の名前を挙げた。
1人目は2018年に亡くなった星野仙一氏。
「最初の監督だった星野さんは、人間はここまで怒れるのかと初めは思ったが、プロの厳しさ、勝ちへの執念を教わった」
2人目は落合博満氏(野球評論家)。
「落合監督とは最初あまり関係が良くなかった。代打で過ごした最後の3年半は、日々を重ねるごとに監督の考えが分かり、一番野球の勉強をさせてもらった。人間的に最も成長できたのが落合監督の時だった」
と語っている。
どちらもドラゴンズの黄金期を指揮したプロ野球史に残る名将だ。
『〝動〟の星野 〝静〟の落合』
星野監督は、血の入替えよる戦力整備、温情と非情、若手の登用、選手が意気に感じる起用など。
落合監督は、緻密な計算、勝つ為の信念、選手の状態把握、相手の戦力分析など。
一見すると正反対な様に感じる監督像だが、勝つことに対して絶対に譲れない共通点がある。
〝誰に対しても特別扱いしない〟という一点。
以下、ネット記事↓
1990年代、中日のエースだった今中慎二は自著『中日ドラゴンズ論』で星野監督が落合に怒りを爆発させた場面を見て、仰天したと書いている。1990年5月24日の巨人戦、絶不調に陥っていた落合は2回、セーフティーバントを試みる。まさかの行動に巨人は意表を突かれた格好に。この出塁をキッカケに中日はこの回、2点を奪って逆転した。しかし、試合後のミーティングで星野監督は落合にこう激怒したという。
「なんでバントなんかしたんだ! バントさせるときは俺がサインを出す。勝手にやるな。4番なんだから4番らしい仕事をせぇ。罰金だ!!」
これを目の当たりにした今中は〈「怒る」星野監督のもとチームが結束していたのは、若手でもベテランでも、もちろんコーチに対してでも特別扱いしなかったことが大きかったと思います〉〈星野監督は筋が通った監督だったと思います〉などと綴っている。野球担当記者が話す。
「この試合は2度の乱闘が起こり、星野監督が巨人の水野雄仁にビンタを喰らわせた有名な試合でもあります。もしかしたら色々な怒りが混ざっていた上での発言かもしれませんが、当時既に日本野球史に残る大打者だった落合を皆の前で叱るのはなかなかできないこと。
プロ野球の世界は実績が全てという考え方も根強く、監督やコーチでも大選手にはもの申せぬ空気があることは間違いありません。自分の現役時代の実績と比較してしまい、場合によっては遠慮してしまうこともある。
2004年、中日・落合監督が誕生すると、レギュラーだろうと若手だろうと関係なく、選手を練習で鍛え上げた。
「落合監督の口癖は『俺の成績を超えたら、いくらでもおまえの能書きを聞いてやる』。裏を返せば、『俺の成績も超えられないのに偉そうなことを言うな。能書き垂れる暇があったら練習しろ』ということです。現役時代の圧倒的な実績があったとはいえ、落合監督は誰であろうと特別扱いせず、徹底的に鍛え上げた。それによって、荒木雅博と井端弘和の鉄壁の二遊間が出来上がり、在任8年で4度のリーグ優勝、1度の日本一に繋がったのではないでしょうか」
以上、ネット記事から↑
当たり前の様でいてなかなか出来ないことを遂行したからこそ名将になり得たのだと思う。
立浪監督も選手に対し分け隔てなく、特別扱いしない実力第一で指揮を執って強いドラゴンズを僕らドラファンに見せて欲しいものです。
立浪監督からすると、
星野監督は自分を使ってくれた監督。
一方、落合監督は自分を外した監督。
そんな両監督の下で現役プレーした立浪監督は〝闘将〟星野・〝オレ流〟落合監督の良いところも悪いところも身をもって肌で感じてきたはずです。
そんな両監督を掛け合わせた〝ハイブリッド監督〟を目指して欲しい。
最後に、
「選手に勝つ執念を植え付ける。妥協はしない。」
と決意を語った。
今から来季が非常に楽しみです。しっかと立浪ドラゴンズ野球を見させてもらいます。
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