あの奈良町を彷徨った日、私は近鉄奈良駅の東口改札を出て東向商店街を南へと歩いた。
東向商店街が終わり三条通りと出会う角にあるのは南都銀行本店。
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猿沢池の西岸の上ツ道を南へ歩いていると、“道祖神社”があった。
祭神は、道案内の猿田彦命と、妻の天宇受売(あめのうずめ)命で、その昔、“御霊神社”に祀られている御霊さんとサイコロ賭博をしたら . . . 本文を読む
奈良町の家の軒先には、赤いぬいぐるみがぶら下がっている。
これは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申を型どったお守りで、魔除けを意味し、家の中に災難が入ってこないように吊るしているのである。
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“高札”を見たあと、“猿沢池”の西畔にある“采女神社”へ。
奈良に都があった頃、天皇の寵愛が薄れたのを嘆いて猿沢池へ身投げした采女さんの霊を慰めるため、池の畔に建てられた祠なのだそうだ。
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