陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

矢田津世子 発見

2007-08-06 | 詩関係・その他
先週、3日間ほど東京出張した際
空き時間に本屋巡りしていたら
矢田津世子の本(文庫)を発見した。
勿論買ったが、たかだか?文庫本なのに
単行本に近い値段であった。
彼女の名前は坂口安吾の解説には出てくることはあっても、
今の時代、彼女の単行本はなく、
唯一、講談社の「文芸文庫」のみが市中にあるだけという。
それも注文が当たり前だということだから、
探し出した偶然は希少価値か?

秋田県五城目町出身。
ただそれだけのことでずっと探していた。
ところが、東京であっさりと手に入れることが出来、
さすが東京!
そんな気持で一人盛り上がった。

収められている8つの短編のうちまだ2作しか読んでいないが、
書き方・表現の仕方は微細に表す昭和初期の・・・
いや、細かすぎる散文そのもので
妙に疲れる。
何故だろう?
ようやく津世子さんに巡り合えたが、いま少し遠い存在?
コメント
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