旧盆の帰省を前提に各地では成人式が行われたり同級会が行われたりと、
それぞれの年代における集いが行われている。
かく言う私も、今夕は5年ぶりの中学校同期会であった。
今までの集いと違うのは、年齢が年齢だけに病気や定年の話が出ることであった。
初めの会話は過去形の思い出話なのに、話しているうちに、
その後、口から出るのは病や自身の健康に関する悩み。
「いい、それでいいじゃないか」とA氏が言う。B氏もうなづく。
一方で、
C氏は「フルマラソンの現役だから!」と答え、
D氏は「晩婚だから子供はまだ小さい」と言う。
それぞれ人数分、人生の違いがある。
その数だけ違う・・・。
面と向かって、相互に知っている人も記憶に無い人もいたが、
最終的にクラスメートだけはしっかりと憶えている。
何十年も前のとおりファーストネームで呼びあい、それで違和感が無い。
これはやはり、社会人になる前の多感な時期を一緒に過ごした”仲間”だからだろうと、妙に納得する。
そう思うと、みんな同じスタートラインでそれぞれ目的を持って大人になろうとしていた”あの時期”は
やはり、大切な課程であったと思った。
みんなに感謝。
感謝。
物故者も多かった。
黙祷しながら感謝した。
出会ったことがあったそのことに。