昨日ぶらりと青森市に出かけた折のこと。
昼食のために立ち寄った店の通路に故高木恭造の詩(の一部)が掲額されていた。
直筆なのかどうかは分からないが、とにかくカメラに収めよう!と思って
額のガラスに反射する蛍光灯の光を避けながら背伸びして何回かトライ。
店員さんに本物かどうかを聞いてみたが
「さぁ・・・この人誰ですか?」と逆に聞かれてしまった。
私が二十代前半の頃、ある詩の会合で高木恭造本人が朗読するソノシートを聞いたことがあった。
「方言詩はなんたって青森の高木恭造だ」と力説する某氏と
津軽弁の独特のイントネーションが一組になって強く記憶に残っている。
さらりと、こうして先人の作品を飾り、誇っている青森の文化の高さに感じ入った。
※ソノシート⇒レコード盤の簡易版で薄いプラスチックに録音したレコード盤状のもの。